アニメ『ケムリクサ』の考察をしていきます。
内容としては、裏設定とか、各要素のモチーフなどを考えることより、
物語をつぶさに観察して、世界やキャラの深みを掘り下げていくことに特化しています。
※筆者個人の考えに過ぎませんので、参考程度にお読み下さい。
※共感の他、間違いや別な意見などもあれば、
遠慮なくコメントして(本ページ下部から)頂ければ幸いです。
※最終話までの視聴を前提に書いています。ネタバレ必至です。
作品の公開順に追っています。
ここでは、第7話Bパートの後半(七島の作戦会議)について。
過去の記事はこちら。
第7話 Bパート 後半
※以降のセリフの引用(❝ ❞内)は、全て
『ケムリクサ』第7話(©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト) を出典としている。
みどりちゃん、急速な成長?
りな「見て見て~! みどりちゃんが大きくなったのナ!」「ナ!」
りつ「このつやも見てほしいのにゃ~!
飲んだばっかりだから、少し光っててかわいいのにゃ~!」
水が見つかったこともあってか、りなとりつは、テンション高め。
大量の水を摂取できたおかげか、みどりの木が成長したらしい。
…が、この時点では、目に見える変化はない様子。
上の絵と近い角度から見れる3話のワンシーンと比較してみても、
幹に差があるようには見えない。
りつが、根っこを普段より長く引き出しているようにも見えるが、
移動中に、このくらいは伸ばしていることもあったし、
なんとも言えない。
幹でもない、根でもない。
だが残る可能性は、もう一つあった。
本体の枝(核)だ。
本体の枝が確認できるのは、ここ(7話)が初めてである。
9話では、「本体も今までにないくらい強くなっている」という発言がある。
このときに「大きくなった」と言っているのは、
本体の枝に対してのことだったのかもしれない。
また、7話のラストでは、
みどりの木に葉がたくさんなっていることが見れるので、
水のおかげで急成長した、という事実は、間違いないだろう。
りん、極度の落ち込み
水を見つけて嬉々としてみどりちゃんについて語るりつ見たときは、
微笑むくらい喜んでいる様子のりんだったが、
このときは、りつが嬉しそうな様子も目に入っていないくらい、
ひどく落ち込んでいる。
水を発見できたこの喜びも、ほんのひと時だけ、
と考えてしまっているのか。
りなこを亡くしたときも、
りつや他のりなには泣いているところを見せないよう振る舞っていたりんが、
強がる余裕もないくらい落ち込んでいるのは、
かなり珍しいことである。
それだけ事態は深刻だった。
りつとりなも、りんの異様な落ち込みぶりに、すぐに気づく。
元凶の赤い木を視認
りつ「この木と、別の木の根っていうのは?」
りん「大きい赤い根が、赤虫や赤霧を発生させてた…。
多分、あれをどうにかしないと、いくらでも…。」
わかば「あの根も再生していたような…。」
わかば「島の向こうに、何か見えました。 でも、どれぐらい先にあるのか…。」
りんとわかばは、壁を越えたときに赤い木を視認していた。
九島と思われる山の先に、かすかに見えていたが、
りんもわかばも視力には長けているので、視認できたのだろう。
七島から十島の赤い木が見えたのは、船内が平面だから?
ちなみに、現実では、赤い木のモデルと言われる東京タワーにしろ、スカイツリーにしろ、
湖(琵琶湖)のある滋賀県から視認はできない。
これは単純に距離の問題でもあるが、
地球が丸いため、角度からして直線的に捉えることは不可能だ。
スカイツリーを視認できるのは、平地なら周辺100kmにも及ばない。
高所である富士山では視認できるが、これで130km程度である。
ただしこれは、地球上だから、である。
七島から赤い木が見えている事実を真面目に考えるなら、その理由は、
りんたちのいる船の形状が地球に沿って丸くはなく、
平面上に巨大なためか(そんな形状が現実的にあり得るのかは知らないが)、
あるいは、島同士の繋がりは、必ずしも実物(日本列島)に忠実ではなく、
実際の滋賀-東京間の距離より、七島-十島間の距離が短いためか。
またはそのどちらも当てはまるのかもしれない。
簡略図で示すと、以下の通り。
「核の枝を見つける」という打開策
りつ「みどりちゃんがそうだけど、多分本体の幹に核になる枝があると思うにゃ。
それを見つけられれば、根本から止められると思うけど…。」
さらりと発言しているが、これが現状で最も有力な打開策となる。
この提案が無ければ、「赤い木討伐」は、選択肢すら存在しなかったかもしれない。
そして、りつがこの策を提示するために必要だった知識は、
みどりの木を育てていたがゆえに得られたものである。
ワカバが生かしたみどりの大木は、水源の確保や、わかばの誕生に繋がっただけでなく、
赤い木討伐の重要な情報も与えてくれたとも捉えられる。
後悔するりん、希望を与えるわかば
リーダーにのしかかる責任
りつ「どうしようか。」
策はあるものの、「かなり遠い上に赤虫の大群がいる」という障害がある。
退くか進むか。
姉妹は選択を迫られたが、これまで通り、選択はりんに委ねられた。
これは、りつがりんに責任を丸投げしているわけではなく、
「りんの好きなようにさせてあげたい」という、個を尊重した気持ちからなのだろう。
しかし、当のりんは、
団体の安全を最優先に考えた選択をする。
その選択は、物語を始めに巻き戻すかのごとく、
「水が無くなるまで生きられればいい」、という消極的なもの。
りん「水はひとまずあった。運べる分だけでも、しばらく生きられる。
回収して、安全なところに戻ろう…。」
団体の在り方を、個人が選択しようとすると、
その個人に責任がのしかかる。
その責任が大きいほど、
「利益を得る」ことよりも「リスクを避ける」ことを選ぶようになる。
結果、
「今ある安定に、少しでも長くすがる」
という現状維持の状況が、生まれがちになる。
それが良いか悪いかの話ではなく、
姉妹を代表するりんは、これまでほとんどそうしてきた。
「姉妹が殺される」という巨大なリスクを前にして、
「自分個人を尊重した選択なんてできるはずない」
と考えていた。
りんの後悔
それでもりんは、2話では外に出ることを選択した。
リスクを承知での選択。
しかしその選択の果てが、現在の残酷な状況だった、という結果が、
「後悔」として、りんにさらにのしかかった。
恐らくそのせいだろう。
先のショックからここまで、りんは誰とも目を合わせていない。
合わせられないのだろう。
「わざわざ危険を冒しながら、結局は一時の水を得られただけだった。」
「安全な暮らしが無いなら、外に出ることを選ばなければよかった。」
「自分のせいでここまでみんなを引きずり回して、申し訳ない。」
りんの胸中は、こうした「後悔」と「自責の念」が渦巻いていたのではないだろうか。
だから、りつたちと目を合わせることもできなかった。
りつに指示を仰がれたりんは、さらに深く俯いてしまっていた。
個を尊重して希望をすくい上げる、わかば
個を尊重できなくなり、団体の代弁しかできなくなっていたりんに対し、
救いの手を差し伸べたのは、わかばだ。
わかば「りんさんは、どうしたいですか?
もし、りんさんがしたいことがあるのなら、
僕が言っていいかわかりませんけど、
皆さん、それを凄く、聞きたがっていると…。」
代弁ではなく、りん個人としての意見をききたい。
意見というより、もっと純粋な「希望」だ。
そのことを丁寧に伝えている。
りつが先に問うた、「どうしようか。」という言葉の真意を、
事細かに言い直したとも言える。
りつもりなも、これに強く同意している。
りんの希望
そしてりんは、自分の希望を伝える。
りん「私は… 原因を見つけて… 何とかしたい…!
見えない不安に怯えずに、みんながほっと暮らせるなら、それを叶えたい…!
さっき、本当に一瞬だけど、初めて姉さんやりなが、心底安心しているように見えた…。」
「何とかしたい」、「叶えたい」という、
りんの純粋な気持ちが、ここできけた。
しかし発言しながらも、
りんは自分の希望が、(言い方はひどいが)ひどく愚かなものだと思っているのだろう。
まだ皆と目を合わせられず、俯いたままだ。
続く言葉も、それまでの希望を否定する発言だ。
りん「そう甘くない世界なのも知ってるし、また私が間違って…誰か死ぬかも…!
これ以上は、良いことも無いのかもしれないけど…
このまま喋らせ続けていたら、
「これはただの私の希望」ということで、片付けられたのだろう。
りんの選択を全肯定する、わかば
これを遮ったのも、わかばだ。
わかば「ありますよ!」
ここでようやく、りんは顔を上げる。
自分の荒唐無稽な希望を、掴んで引っ張り上げようとするわかばに、目を向けた。
わかば「ここまでも、危ないものたくさんありましたし、
りんさんに守ってもらってばっかりでしたけど、
僕一人みても、おかげでほら!
こんなに色々と見つかったし、
こんなに色々とできるようになったんです!
わかば「いまいちりんさんたちの役には立ててないかもしれませんけど、
でも…! こうして水だって見つかったし、できることも増えてるし、
安心できる暮らしも、きっと見つかりますよ!
きっとあるから! 皆で探しましょう!」
希望の権化。
なぜこれほどまでに、希望を与えてくれるのか。
これは、先に説明したりんの後悔を、
全て払拭してくれるような言葉だからだろう。
「得られたのは一時の水だけだった。」→「色々できるようになった!」
「安全な暮らしは無かった。」→「きっとあるから!」
「自分が皆を引きずり回した。」→「皆で探しましょう!」
過去の出来事を全肯定した上で、
全て未来に繋がっていくと説いている。
なんと心強いことを、力強く言ってくれるんだ…。
わかばの言葉一つ一つが、りんの暗い気持ちを吹き飛ばしていった。
このおかげで、ここからりんは、純粋な希望を原動力にして動き始める。
2話では行動の「きっかけ」に過ぎなかったわかばの言葉。
今ではそれが自分を動かしてくれているということを、このとき自覚していたことだろう。
りなも会議に参加
姉妹の行動の長期的な方針は、りんとりつが話し合って決めてきた。
りなは、姉たちの決定に全幅の信頼を寄せていた。
これは、2話の考察でも述べた。
このときも、りんが落ち込む様子には気づいていたが、
その後の会議には、いつもどおり加わらず、
後ろではしゃいでいる様子だった。
その間の描写は見れないのだが、
りんの様子が気になるはずのりなが、会議に参加しないのは、
りななりの気遣いなのかもしれない。
遊んでいる風なのも、わざとそう見せているだけで、
実際は、りんの様子が気になっていたはずだ。
だからこそ、わかばがりんの希望をきいたとき、
突然どこからか現れた。
待ってました、と言わんばかりに。
これについて、りつもりんも気にしている様子がないので、
やはり、りなが自分の判断で離れ、自分の判断で会議に参加したと考えられる。
しかもりなは、どうやってかは知らないが、最初から会議に聞き耳を立てていた可能性もある。
りなが参加した後に、「赤い木」について一言も言及していなかったが、
りなは「その赤いやつ」と発言している。
りな「じゃあ、その赤いやつの幹、見つければいいのかナ?」
耳は良くないはずなので、近くにりなむでも潜ませておいたのだろうか。
りんの希望を聞き入れ、全力支援
わかばの「皆で探しましょう」という言葉に、強く同意したりつとりな。
…が、りんには、「自分の希望を、皆で叶える」という意味を、
まだよく理解できていなかったようだ。
結局一人で体を張ろうとする。
りん「じゃあ私が行ってくるよ!
どうにかその幹を処理してくるから、姉さんたちはここにいて!
もし赤霧が入ってきたら…」
言いかけたのは恐らく、
「私のことはいいから、ここを離れて一島に戻ってくれ」
といったところだろうか。
これは、
「体が丈夫な自分が危険な役割を果たさなくてはならない」、
という考えが、ごく当たり前になってしまっているせいだろう。
もちろんそんな案は、一蹴される。
りつ「何言ってるにゃあ!
皆で行くに決まってるにゃあ!
さっき皆でって言ったばっかりにゃあ。
みどりちゃんも近くにいた方が、安心にゃ。」
りつ「それ次第でここも危ないなら、
皆で行ったほうが、確率が上がるにゃあ。
死んだら死んだときにゃ。」
りな「皆のほっとできる暮らしなら、りん姉ねも込みだナ。」
「りん姉ねはたまにアホだナ~。」
意識の根底からひっくり返される周りの言葉に、
呆気にとられるりん。
「自分が皆を想うのと同じように、自分も皆に想われている」、
という当たり前のことを、
もしかしたら、この時初めて実感できたのかもしれない。
それにしてもりつは、
「確率が上がる」、「死んだら死んだとき」と、
なかなかエグいことを言うが、
現状を現実的に捉えた上で、楽観視できている。
強者。
そういうやつ
一方わかばは、言うだけ言ったら、もう出発する準備を進めている。
りな「こいつはそういうやつだったナ。」
りつ「わかば君は、そういうやつだったにゃ~。」
「そういうやつ」と揶揄し合う程度に、
わかばが皆のために真っ先に動いてくれる、ということが共通の認識になっている。
りんは何も言わずにわかばを見ているだけだが、
その表情から、言いたいことは同じなようだ。
またもわかばに心動かされてしまったりん。
「こいつにはかなわないな」とも言いたげな表情だ。
新たな目的
りん「赤い木を見つけて、破壊する!」
りつ「根をたどって、そこにまでたどり着く!」
りん「この手持ちで幹を見つけ、倒す!」
みどりの葉を作れるだけ作って、水は電話ボックス3つ分まで補充した。
出発の準備に、数日かけていたかもしれない。
安全な絶望と、危険な希望の対比
「皆が安心できる暮らし」という願いを叶えるために、
「赤い木の討伐」という明確な目標が生まれた。
決意と覚悟ができたりんは、七島を発つとき、上を向いていた。
先ほどまでの俯いて絶望していたりんとは対照的だ。
対照的と言えば、このときの色の見せ方も、非常に印象深い。
壁内の安全な領域は青く、これから向かう危険な領域は赤い。
それらを対比させているのが、7話のラストシーンだ。
安全だが絶望に追われる領域から抜け出し、危険でも希望に向かう道を進み始めたという、
色による比喩ではなかろうか。
りつの目標
りんが、「赤い木を破壊する」と決意を口にした後に、
りつは、「そこまでたどり着く」と続けている。
最終目標と、それに対する過程を述べているだけで、特に違和感があるわけではないが…
ただの偶然だと思うが、
10話にて、りつとりなは、赤い木の元までたどり着いたところで、りんとは別れている。
前線で戦えないりつたちは、最初から、りんを赤い木のところまで届けるのが自分たちの役目だと、
決めていたのかもしれない。
さすがに考えすぎだろうが、偶然にしてはおもしろい。
第7話 Cパート
壁を越えて外に出たとき、後ろからシロが様子を見ていた。
六島の手前で別れたこいつは一体、いつの間に七島の壁の中に入っていたのだろうか。
体が小さいので、破損しかけた壁の隙間からでも、入れたのかもしれない。
いずれにしても、壁は結構ガバガバということに…。
次回、第8話 Aパート 前半!
7話は、この物語のターニングポイントとなる。
8話からは、OPの映像も変わるので、それについても考察するつもりだ。
次回! 八島へ!
ここからも引き続き、お付き合いいただけると、幸いである。
もしよければ、右のプロフィールや、記事下のフォローボタンを押してもらえると、タスカル。
筆者のやる気が上がり、更新頻度が早くなります。
コメント
多分この時の追加の2台の電話ボックスは”りな”が出したんだろうな。
でないと、そうそう同じのが2台あるとは思えないんで。
ああ、それについて書くのを忘れてましたね!
5話の考察にて、「りなは食べた分だけ取り出せる」と述べましたが、
これが正しければ、2台分の電話ボックスは、以前どこかで食べたのかもしれませんね。
更新お疲れさまです。
前回のりんの激情と慟哭に続き、魂を揺さぶられるわかばの名言が今ここに!!
個人的には、このやりとりはどうしても”りん=監督””わかば=プロデューサー”として観てしまいます。
やっとの事で積み上げてきたモノを台無しにする無限増殖の赤い根とアカムシ! 今までで得た”水”を糧に、問題から目を背けて水尽きるまで生きることも可能。だが。。
からのわかばの名言「りんさんはどうしたいですか?」
みなが好きな事をして生きる為に「不協和音に立ち向かう」という望み。
りん一人で立ち向かわせない!共に命尽きるまで戦うと言うりつ姉やりな達!(惚れる!)
あくまでりんのやりたいことを全力でサポートする漢前な立振る舞いのわかば!(メチャ惚れる!!)
初見からメチャクチャ感動しました。
監督らしい話の作り方だと思ったのは、わかばに「倒しに行きましょう!」と言わせず、りんやりつ、りな’sと話し合いをして、同意を得ていくところです。
まるで実際にそういう話し合いを体験したかのように感じました。ww
◇赤い樹が見える事について
7島から見える事について(距離・スケール問題)も、監督に聞きたい事項のひとつでした。
もしりん達のサイズが人間と同じだとしたら「船」は日本列島の1/3以上はある超巨大な構造でなければならないので、私個人的には、りん達は地球人の1/10サイズ、建物や富士山もそれに合わせた縮尺したサイズ なのでは?と思っています。
(イベントで監督が言っていた「スキャンしながら北上中」を、超巨大な船で山などに偽装しながら出来るのか問題)
また、1/10スケールなら電話ボックス3つ分の「水」(計約4.5t)も、どうしようもない重さではなくなります。
もちろん1/10スケールでも、6姉妹のチカラは通常サイズの地球人の5倍以上はあると思いますが。w
◇最後のシロについて
これも監督にお伺いしたい演出のひとつでした。
ugさんのおっしゃる様に壁が壊されていた可能性もありますが、自我を取り戻したシロは、わかばと同様に壁を抜ける技術を得た(ヌシゾウの権限が復活とか)可能性があるんじゃないでしょうか。
それを赤い樹に利用されると、あのタガメヌシのようになるのでは?
◇りな’sについて
もちろん、賢いりなちゃん’sはわざと子供らしく振舞って、りんのやりたい事を引き出せるよう間接的に支援してるのですよ。 賢いので。w
名シーンですね。
お互いがお互いを尊重し合ってるのが、強く伝わってきました。
じっくり読み解くと、また深い。
◇りんたち小人説は、たまに見かけますね。
異様に力持ちだったり、巨大な虫がいたり、というところからですね。
ですがそれについては反論意見がありまして、
「地球人であるりりと、りんたちは同サイズである」、という点です。
じゃあ、「スキャンしたときに小さくした」ということなのか、というと、
そうする理由もわからない。
わかばもりんたちも、現実の人間たちとは全然違う生き物だから、
基本的に力が強いのだろう。
巨大な船が上空を飛び、しかも見つからないのは、ワカバの種族の技術なのだろう。
ヌシたちが虫を模しているのは、そういうデザインだからだろう。
私はこのように解釈しています。
それはそれとして、この説を見かけたときは、おもしろい発想で凄く感心してしまいました。
それだと合点がいきやすい部分も多いですからね。
◇九島のヌシが、どうやって壁を扱う力を得たか、というところが、非常に重要なところだと思いますね。そのとおりです。
この辺については、9話でじっくり考えましょう。
◇りなたちのムードメーカー気質なところは、これまでを見ても確かで、
りんが異様に落ち込んでるのを察した上で、あえて明るく振る舞っていた!はず!
でも3話では間違いなく我欲で動いてたしなあ…。
やっぱり、りつの指示で遊ばせてたのかなあ…。
でも監視を置いていたのは間違いないから、やっぱり敏いはず!