『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、スマブラSP)の上達に向けた、
基本かつ重要なテクニックの数々をお伝えしていく。
前回までで、ファイター共通の攻撃方法の全てを説明した。
今回から、「攻守」の”守“について解説していく。
まずは基礎の基礎、『シールド』について。
シールドの機能あれこれ
まずは、機能や操作方法を紹介する。
シールド
ZL or ZRボタンで、瞬時にシールドを展開する。
展開した瞬間から、ガードできる。
シールドは、展開している時間や防いだダメージによって、削られて縮小する。
むき出しになった部分を攻撃されると、ダメージを受ける。
シールド硬直
シールドは攻撃を防ぐと硬直する。
攻撃の威力が高いほど、その後の硬直が長くなる。
また、地上攻撃に比べ、空中攻撃を防いだ場合のほうが硬直が短い。
硬直中は、シールドボタンを離そうが、シールドを展開し続けている状態になる。追撃に注意。
また、硬直中にさらに攻撃を受け続けると、硬直し続ける。
相手の弱連打などを受けた場合に、よく見られる。
この場合は、お互いが微妙に離れていき、やがて解放されるので、慌てないように。
※シールドを削られすぎたときは、当然ダメージを受ける。
シールドシフト
シールドボタンを押しながら、Lスティックを倒した方向にシールドをシフトできる。
シールドボタンを2つ(L,R)押しながらやると、回避が発動せず、高速でシフトできる。
シールドが小さくなると、防ぎきれずダメージを食らうが、
攻撃方向にシフトしておけば、ダメージを食らうことなくさらに防げる。
しかし、既に小さくなっているシールドをさらに酷使すると、
シールドブレイクする危険があるので、一概に良いとは言えない。
状況により、使い分けよう。
シールドブレイク
時間経過、あるいは受けるダメージを超過したシールドは破裂して、
ファイターは気絶状態となる。 レバガチャで復帰を早めることは可能。
シールドの耐久値にファイターごとの差はないが、
重いファイターほど、ブレイク時の飛び上がりが低く、早く気絶状態になる。
また、蓄積ダメージが高いほど、気絶から早く復帰する。
なお、プリンのみシールドブレイク時、遥か上空にふっとぶ。
上方に遮るものがなければ、そのまま撃墜となる。
この場合、シールドブレイクさせたファイターが撃墜したことになる。
プリン使いは注意されたし。
ジャストシールド
通称、「ジャスガ」などと呼ばれる。(ジャストガードの略)
シールドを解除した瞬間に攻撃を受けると、あらゆる攻撃を通常ガードよりスキ無く防げる。
シールドを削られることもない。
スマッシュなどの重い攻撃を受けても硬直がほぼ無い。
受付時間は、シールド解除から、たったの5フレーム以内。
狙って出せるようになるには、それなりに練習が必要となる。
まずは、こういう機能がある、と理解しておき、
試合中にたまたま発動したらすぐ行動ができることを知っておけばよいだろう。
ジャストシールドについては、いずれまた詳しく説明する。
ガードストップずらし
これについては、少々高等なテクニックのわりに、そこまで重要性は高くないと思うので、
いずれ『ずらし』の説明の際に、合わせて取り上げる。
知ってて得する 簡単かつ重要テクニック
ここからは、実戦におけるシールドの使い方について、詳しくお伝えしていこう。
どれも重要だが、非常に簡単に使えるテクニックばかりだ。
ダッシュシールド (ダッシュガード)
シールドはダッシュ中でも展開可能。(もちろんダッシュはキャンセルされるが)
ダッシュしながらシールドを出すと、ダッシュの慣性でほんの少しすべる。
飛び道具を撃ってくる相手に、素早く近づくことができる。
もちろん、ジャストシールドができるなら、それで近づくのに越したことはないが。
まずは、動きながらでも、いつでも身を守る心構えを忘れないようにしよう。
注意してほしいのは、Uターン中にはシールドは展開できない、ということだ。
この一瞬に攻撃を入れられないように。
ガードキャンセル
シールド展開状態をキャンセルして、他のアクションに移ること。
通称「ガーキャン」などと呼ばれる、非常に重要なテクニックだ。
いくつかあるので、分けて説明する。
つかみキャンセル
シールド中に攻撃ボタン(A)で、つかみ。
これは、既に『つかみ』の項で伝えているし、
多くの人は普通に使っていると思うので、特に説明不要だろう。
実はこれもガーキャンだった、と知っておこう。
ジャンプキャンセル
シールド中にジャンプ。
さらにジャンプ中に、各空中攻撃や必殺ワザを出すと、非常に素早い。
上スマキャンセル
シールド中に、上スマッシュ攻撃。
シールドしたまま、Lスティック上はじき+攻撃(A)でもいいし、Rスティック上方向でもいい。
ただし、A+B同時押しによるスマッシュ攻撃だと、つかみになるので、注意。
相手のダッシュ攻撃をしっかりガードして、すぐさま上スマを叩き込んでやると良い。
簡単だが、実に強力。
上Bキャンセル
シールド中に、上B。
ただし、上方向にはじき入力でなければ、発動しない。
他のキャンセル攻撃同様に、相手に叩き込むことができるが、
多くのキャラは上B後はスキだらけの状態となるため、多用は禁物。
意識せず使うのと、意識して使うのでは、上達速度が違う
シールドひとつ取っても、これだけ多くの知識がある。
中には、特に意識していなかったが、なんとなくできてた、というテクニックもあるだろう。
しかしこれを読んで知ってくれた方々は、今後は意識して使ってみて欲しい。
なんとなくできていることは、いつまで経っても、なんとなくしかできない。
それで多少上達したとしても、
意識して繰り返した場合とは、そのテクニックの上達速度は圧倒的に違ってくるだろう。
次回は、もう一つの守りの要、『回避』について説明していく。
また、「シールドを使うタイミング・上手な使い方」については、下記で補足している。
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