『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、スマブラSP)の上達に向けた、
基本かつ重要なテクニックの数々をお伝えしていく。
初心者の友人にきいたところ、「いつガードすればいいのかわからん」と悩んでいました。
その場回避や横回避以前に、初心者は「守り」の意識が低く、とにかく攻め急ぎがち。
そのために、まずは一番簡単な守りである「シールド」を使い慣れたほうがいいだろう。
そんなわけで、今回は改めて『シールドのタイミング』について、解説していく。
久々の初心者編。
大前提の知識
必要ない人は、上の目次から飛んで、先に進んでほしい。
シールドは、時間とダメージで消耗して縮小する
ダメージを無効にできるシールドだが、
シールドしていると、時間と共に消耗し、縮小していく。
最大の持続時間は、約5秒。
相手の攻撃をガードするたびにも消耗し、持続時間はさらに縮まる。
基本的には、威力の大きい攻撃ほど、シールドは大きく消耗される。
だいたい、スマッシュ攻撃2回連続が限度。
中には、シールドの消耗に特化した攻撃もあるので、注意。
(ドンキーコングの横B、マルスのNB、ガノンドロフ上強など)
シールドは解除していれば自動で回復
そして、シールドは解除していれば自動で回復していくが、
消耗に対して、回復にはおよそ倍の時間がかかる。
むやみにシールドしていては、シールドを削っていく一方だということを覚えておこう。
シールドを消耗し尽くすと、シールドブレイク
シールドの耐久が限界を超えると、シールドブレイクする。バリンと割れる。
そして無防備なふらふら(気絶)状態となる。
行動不能の時間は長い。最大タメのスマッシュだって余裕で当てられるだろう。
気絶中は、レバガチャ(Lスティックぐるぐる)+ボタン連打で、早く復帰できる。
また、自分のダメージ%が高いほど、より早く復帰できるので、諦めなければ助かるかもしれない。
シールドを出せるのは、「立ち」「歩き」「走り」の状態のみ
当然だが、攻撃しながらシールドはできないし、空中にいてもシールドはできない。
攻撃アクションを終えた後や、着地した後の「立ち」状態、
それから地上を移動する「歩き」「走り(ダッシュ)」でのみ、シールドできる。
風圧や水流だって、無効にできる
当たると押し出されたり、吸い込まれる、風圧や水流も、シールドで防げる。
これらにはダメージのないものがほとんどなので、シールドは消耗されない(時間でのみ消耗する)。
冷静に対処しよう。
「つかみ」は防げない
「つかみ」はシールドで防げない。「つかみ系の必殺ワザ」なども同様。
逆に言えば、それ以外の攻撃は、シールドで防げる。
初歩の知識なので、必ず覚えておこう。
(高威力のアイテムなどは、シールドが適応されないものもある)
さらに詳しい知識は、過去記事でまとめてある。
シールドを使うタイミングとは
それでは本題に入ろう。
シールドを使うタイミング、上手な使い方。
そのほとんどは、これ↓
相手につかまれない間合い・タイミングで、攻撃を防ぐ
これを念頭に置いて、具体的に、いろんなケースを紹介していこう。
簡単なものから順に説明していく。
飛び道具を防ぐ (難度 ★☆☆)
遠距離から、相手が銃などの飛び道具を撃ってきた。
連続かつ永続的に撃てる超火力の飛び道具ワザなど無い。
離れていれば、つかまれる心配もないので、しっかりガードしよう。
走り→シールドを繰り返せば、距離をつめることができる。
足場の下からの攻撃を防ぐ (難度★☆☆)
立ち状態で、自分の位置より下にいる相手に当たる攻撃は、ほとんど無い。
全く持っていないファイターのほうが多い。
そのため、自分のいる足場の下に相手が潜り込んだ場合は、シールドしておくのが無難だ。
下にいる相手につかまれはしないが、上スマッシュなどは届くことが多い。
ガードしたら、一旦離れ、相手と同じ高さに降りるのが良いだろう。
リーチのある近接攻撃を防ぐ (難度 ★★☆)
相手の攻撃が届くが、しかしただちにつかまれはしない間合い。
この状況で自分が後手に回っているなら、シールドして、相手の攻撃に備えるのが有効だ。
攻撃をしっかりガードしたら、後方回避や、ジャンプなどで、一旦距離を取るとよい。
どちらも、シールドボタン押しっぱなしでも可能なアクションだ。
ガケのぼり攻撃を防ぐ (難度★★☆)
相手がガケつかまりをしている状態も、ただちにつかまれはしないと言える。
特に相手が「ガケのぼり攻撃」をしてくれれば、それをしっかりガードし、
余裕で反撃することが可能だ。
不用意にガケに近づくのではなく、攻撃を誘って守る、ということを意識してみよう。
ダッシュ攻撃を防ぐ (難度 ★★☆)
相手がダッシュで突っ込んできた場合、そのまま近接攻撃してくることが多いだろう。
最もわかりやすいのが、ダッシュ攻撃。ギリギリ引きつけてシールドしよう。
発生は早いが、後スキが大きい攻撃が多いため、近づかれたとしても、
相手よりも先に「つかみ」が可能だ。
「つかみ」は、シールドボタン押しっぱなしで、攻撃ボタンを押せばよい。
空中からの攻撃を防ぐ (難度 ★★★)
ダッシュ攻撃を防ぐ場合と同様に、相手が空中から迫ってきた場合は、
空中攻撃してくることが多い。
これもシールドするのが有効。
空中攻撃は、ガードしたときの硬直が少ないので、優位になりやすい。
素早い判断が必要になるので、初心者には少し難度は高い。
ガード後は、相手が前に着地したらつかむのもよし、
後ろに着地したら距離を取るのもよし。
ただし、空中でもつかみができる、「つかみ系必殺ワザ」を持っている相手には注意。
(クッパ横B、ヨッシーB、ファルコン上B、ガノンドロフ横Bなど)
シールドは選択肢の一つにすぎない
シールドがあらゆる攻撃を防ぐとて、相手に「シールドすることを先読みされる」と、
やはり不利に陥る。
例えば、相手のダッシュ攻撃を予想してシールドしたとしても、
相手はさらにそれを読み、「ダッシュつかみ」してくるかもしれない。
上で紹介したいくつかの使用例では、確かにシールドするのは有効だが、
選択肢はそれだけではない、
ということ。
シールド以外にも攻撃を受けない方法はあるし、こちらが攻めることだってできる。
「ダッシュつかみ」しようとしている相手になら、こちらから攻撃したほうが良い。
守りは大切だが、守っているだけでは決して勝てない。
「シールド」を実践して、感覚をつかむべし
シールドを使うタイミングを、まずは理解して頂けただろうか。
相手につかまれない間合い・タイミングで、攻撃を防ぐ。
頭で理解しても、すぐさま実践できるわけではないが、
知ることは実践するのに大いに役立つ。
全てを一気にできなければ、
(筆者の独断だが)難度を設けたので、記事の上から順に、実践してみるとよいだろう。
「ガードして反撃」、という基本を、感覚的に身につけるためには、
ひたすら実践を繰り返す他ない。
しかしそれを積み重ねていけば、
ゆくゆくは「避けて反撃」する感覚も、「間合いを意識」する感覚も、
養われていくはずである。
まずは「シールド」。
使いこなせるようにしていこう。
コメント
これ実践したらダメージ受ける回数がめちゃめちゃ減りました、ありがとうございます