『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、スマブラSP)の上達に向けた、
基本かつ重要なテクニックの数々をお伝えしていく。
前回は、『つかみ』についてひたすら説明した。
今回はいよいよ、そこからの攻撃、『投げ』について、みっちり説明していこう。
『つかみ』からの攻撃は 5つ
つかみ攻撃
つかんだ状態で、攻撃ボタン(A)。
攻撃後もつかんだままなので、つかんでいる限り繰り返し攻撃できるし、
その後に投げることも可能。
ファイターによって、早さも威力も違うが、一打につき、約1.0~2.0%のダメージ。
連続で食らうと、意外とバカにできない。
前投げ
つかんだ状態で、Lスティック前方向。
多くのファイターにおいて、最もアクションが短い、早い投げと言える。
とりあえずぶん投げたいときに。
後ろ投げ
つかんだ状態で、Lスティック後方向。
多くのファイターにおいて、遅いが威力とふっとばし力が高め。
ステージ端で決めれば、そのまま撃墜できることも多い。
上投げ
つかんだ状態で、Lスティック上方向。
そのまま空中攻撃に繋げやすいのが特徴。
ファイターによっては、ふっとばし力が高く、トドメの一手に加えることも可能。
下投げ
つかんだ状態で、Lスティック下方向。
地面に叩きつける系の投げ技。
多くは、ダメージもふっとばしも低いが、そのままコンボに繋げやすい。
相手の蓄積ダメージが低いときは、これを起点にダメージを与えるのがよい。
状況に応じて『投げ』を使い分けよう
序盤はコンボの起点とすべし
相手の蓄積ダメージが低いうちは、投げてもふっとびにくいため、
投げてすぐ追撃を入れていこう。即ち投げコンボだ。
上投げや下投げがオススメ。
▲[下投げ → 下強 → 弱×3]
まずは、弱攻撃や強攻撃など、早い攻撃を繋げてみよう。
その場で出すだけでも、コンボになる。
慣れてきたら、空中攻撃やスマッシュも混ぜてみる。
▲[上投げ → 上強 → ジャンプ空上 → 空N → 横スマ]
自分や相手のファイター、投げ方向、蓄積ダメージなどによって、
繋げられるコンボは様々。
基本は早い攻撃を当てることを意識して、いろんな状況でとにかく練習しよう。
中盤は位置取りを意識して投げる
相手の蓄積ダメージが50%程度まであがり、ふっとびやすくなると、
投げコンボは繋がりにくくなってくる。
そう感じてきたら、次は相手をステージ外に投げることを意識しよう。
つかんだ位置に応じて、前投げや後ろ投げをして、相手をステージ中央から離す。
そして戻ってこようとしているところを迎撃して、
自分の優勢を保ちつつ、ダメージを加えていこう。
飛び道具持ちのファイターなら、投げた後に即追撃もいいだろう。
メテオ持ちファイターなら、相手をステージ外に出したところでメテオスマッシュを決めれば、
早々に撃墜することができる。
狙いすぎて、逆に自分が窮地に陥らないように注意。
※メテオに関する記事はこちら。
終盤、トドメの一手になるなら狙っていく
投げの弱いファイターなら、中盤同様、位置取りを意識して投げ、
迎撃や追撃でトドメを刺すことを狙っていけばよいだろう。
蓄積ダメージが高いと、そう簡単につかみはずしもできないので、
つかみ攻撃でダメージを増やしてやるのもいいだろう。
ふっとばしの強い投げを持つファイターなら、
相手の蓄積ダメージが100%を越えて高まってくれば、つかんだ位置によって、
そのまま投げて撃墜することも可能となる。
ほとんどのファイターは、後ろ投げ、次点で上投げのふっとばし力が高い。
先に紹介した、ネスの後ろ投げや、ミュウツーの上投げが、それである。
自身のファイターで、ふっとばしが強い投げ方向を確認しておこう。
終盤、ガケ際、あるいはステージ上側での攻防になったら、
スマッシュや空後だけでなく、投げも手数として加えておこう。
つかみにこだわりすぎて、動きが単調にならないように注意。
まずは”己を知る”こと
さて、ここまで4回に渡って、「通常攻撃」「必殺ワザ」「つかみ」「投げ」について、
上達のテクニックを解説してきた。
通常攻撃13種、必殺ワザ4種、つかみ3種(空中ワイヤー持ちはさらに1種)、
つかんでからの攻撃1種に、投げ4種。
基本的に、各ファイター自身の攻撃方法は、これが全てである。
※アピールが攻撃となるファイターもいる。
上級者たちの超絶コンボも、これらの攻撃の組み合わせで成り立っているのだ。
兵法書『孫子』の名言にもある。
彼を知り己を知れば百戦殆うからず
つまり「敵のことを理解して、自分のことも理解してしまえば、何回でも勝てるよ」ということだ。
ここまでの解説は、この内『己を知れば』の部分に相当していると思って欲しい。
全ての攻撃方法を理解して練習を重ねていけば、グングン上達していくことだろう。
しかして、まだ「己」の中の「攻守」における「攻」しか、解説していない。
上級者を目指すなら、「攻撃は最大の防御」というわけにはいかない。
次回からは、「守」について解説する。
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