【ケムリクサ考察】第4話 Bパート 前半

アニメ
【出典】『ケムリクサ』第4話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

アニメ『ケムリクサ』の考察をしていきます。

内容としては、裏設定とか、各要素のモチーフなどを考えることより、

物語をつぶさに観察して、世界やキャラの深みを掘り下げていくことに特化しています。

※筆者個人の考えに過ぎませんので、参考程度にお読み下さい。

※共感の他、間違いや別な意見などもあれば、

 遠慮なくコメントして(本ページ下部から)頂ければ幸いです。

※最終話までの視聴を前提に書いています。ネタバレ必至です。

 

作品の公開順に追っています。

ここでは、第4話Bパートの前半(空橋到達からヌシ登場前まで)について。

過去の記事こちら

【ケムリクサ考察】まとめページ
アニメ『ケムリクサ』の考察をしていきます。 物語をつぶさに観察して、世界やキャラの深みを掘り下げていくことに特化しています。 皆様の参考となれば幸いです。
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第4話 Bパート 前半

※以降のセリフの引用(❝ ❞内)は、全て

『ケムリクサ』第4話(©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト) を出典としている。

前と同じ

りん前と同じでいい?」

りつ「そうにゃ! よろしく頼むにゃ!」

「前と同じ」と言って、みどりの根っこを使って、電車ごと引き上げるりん

【出典】『ケムリクサ』第4話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

 

電車を見つけたのは、空橋の向こう側の五島なので、

初めて空橋に来たときは、電車は無かった

電車を引き上げる」のが、「前と同じ」ということは、

五島で電車発見後に、少なくとも一度は三島まで戻り

その後改めて、電車に乗って空橋を通ったことになる。

 

いつもと同じ」ではなく、「前と同じ」という言い方から、

おそらく過去に一度だけだったのではないかと推測している。

 

以前考察したが、そのときの様子が、OPのAメロの映像だと思われる。

【ケムリクサ考察】オープニングについて (前半期)
アニメ『ケムリクサ』の考察をしていきます。 物語をつぶさに観察して、世界やキャラの深みを掘り下げていくことに特化しています。 皆様の参考となれば幸いです。ネタバレ必至です。 ここでは、前半期のオープニングについて。

【出典】『ケムリクサ』オープニング ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

 

二・三島のマッピングは、ほぼ完了しているようだが、

四島はそれほど探索できていない

四島には渡ったものの、

危険度が高いため、すぐに戻り、

基本は二・三島を探索していたのではないだろうか。

 

 

りつりんと通信している様子を見る、わかば

根っこを使って、「りつが遠くのヒトと会話できる」、ということは、

わかばも知っていただろう。

しかし、それをどうやっているのかは、

このとき初めて見たと思われる。

 

このときわかばは、「え?」と二回繰り返し発している。

りつ「りんー? こっちはオッケーにゃ。」

わかば「え? えっ!? もしかして…。」

一回目が「疑問」、二回目が「驚嘆」のようだ。

根に向けて、りんに呼びかけている」ことに対し「疑問」を感じつつ、

りんの腕力で引き上げるのでは」という予測に「驚嘆」しているのかもしれない。

【出典】『ケムリクサ』第4話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

いずれにせよここで、

の先に声を届ける仕組み

を、はっきりと認識できた

これが、このあと重要になってくる。

 

 

根っこの強さ < りんの腕力

細い根を、電車の下に二回通しただけで、

ちぎれる様子もなく、車体を持ち上げられている

【出典】『ケムリクサ』第4話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

かなり強靭であるようだ。

 

しかし、それより驚くべきなのは、

りんの腕力である。

 

根が上まで届くなら、そのまま根を柱にでも引っ掛けて、

根の力で引っ張り上げても良さそうなものである。

それをしない、ということは、

の力よりも、りんの腕力の方が、遥かに強い、ということなのだろう。

 

最後、橋の上に乗せるときも、

メインパワーはりんで、根っこは補助のように使っていた。

電車から生える太い根っこでも、りんのパワーには及ばないのだろう。

【出典】『ケムリクサ』第4話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

 

こうなると、移動時も、りん手で押したほうが速い気もする。

実際、このあとヌシから逃げる際に、りん思いっきり押して後退していた

【出典】『ケムリクサ』第4話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

 

しかし通常時は、

視力に特化したりん進行方向を見張ってないと危険だし、

なにより精密な動きができないから、

やはり電車の移動は、りつが適任なのだろう。

 

 

恐怖の感情がない?

細い根っこで車体が持ち上げられると、

わかばは、腰が抜けるほど恐怖する

 

一方で、

りなたちは、わーきゃー楽しんでいるし、

りつは、「りんはしっかりものだから」と平然としている。

【出典】『ケムリクサ』第4話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

 

空橋のモデルとなっている、現実の瀬戸大橋だと、

線路の通路までの高さは、70~80mあるそうだ。

ビルの高さに例えると、20階ほどになる。

高っ!!

 

これではわかばのように怖がるのが、むしろ普通だ。

 

「初めてじゃないから」

「高く跳べたりできるから」

りんを信頼しているから」

怖がらない理由はたくさんあるかもしれないが、

それにしても、りんたち六姉妹は、作中で「恐怖」をほとんど見せない

 

1話でわかばに対して「なにそれ怖いナー」と、りなが発言したくらいしかない。

それも少し冗談じみていて、本気の恐怖ではなさそうだ。

3話で地震が起きたときも、「ビックリした」としか言っていない。

 

怖い」という感情わからないわけではない

1話のわかばに対し、「怖がっていたんじゃないのか」と、りんは聞いている。

 

六姉妹不自然なまでに怖がらないのは、

何か理由があるのではないか。

 

決意を元に生まれた六姉妹

六姉妹以外の人物が、怖がっているシーンはある。

りりだ。

 

りりは、自身が作り出した赤い木恐怖し、怯えていた

【出典】『ケムリクサ』第11話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

自分をケムリクサ化しようとしたときも、

赤い木襲われ消されかねないことに対し、

怖いな…。」と、明言している。(11話)

 

しかし、

その「恐怖」を乗り越える決意をして、

その決意をしたりりを元にして生まれたのが、

りんたちだ。

【出典】『ケムリクサ』オープニング ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

六姉妹は、恐怖に屈せず立ち向かうりりの分身

だからこそ、ヌシが出ようが、赤い木を目の前にしようが、

怖がる姿を決して見せないのではないだろうか。

 

 

橋が切れていることに疑問を持つ、りな

りなっち空橋って、なんでちょん切れてるのナ?

りなじ「昔はもっと先まであったのかナ。

 誰かが食べちゃったんじゃないかナ。」

りょくほどではないが、りなも、世界に対してわずかだが疑問を抱いたようだ。

少なからず、知識欲は持っているのか…! と思いきや、

結局は、「食べる」ことに帰結しているあたり、りならしい(笑)。

【出典】『ケムリクサ』第4話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

ちなみに、橋が切れているのは、そこにが建てられたせいではないかと、

前回考察した。

 

 

橋の上の霧が濃い?

りん「今日の橋の上は霧が濃い。 私が前を歩く。」

橋の上」というのは、今歩いている通路の事を指しているのだろうが、

見た感じ、霧に覆われているようには見えない

【出典】『ケムリクサ』第4話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

橋の下」の言い間違いでないとしたら、

どういうことなのか。

 

1話でりんは、あかむしがいた痕跡を、

視覚を研ぎ澄ませることで確認していた

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

 

4話冒頭で、空橋にヌシがいるのは見えていたので、

昨日からウロチョロしている内に、

りんにしか見えない痕跡が残っていたのかもしれない。

 

 

謎の機械音

橋の途中で、わかば謎の機械音を察知する

ノイズのような高音だが、聴力に優れたりつが、気づいている様子はない

【出典】『ケムリクサ』第4話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

人間は年齢によっては高音が聴こえなくなるが、まさか…!

 

高音といっても、モスキート音と比べると低い音である。

通常であれば、りつが聴き逃すはずがない

むしろりつ聴こえすぎるせいで、この音を聴き逃したのではないか。

 

りつは、あかぎりからも、ノイズを聴き取ってしまう

これは、1話のやり取りから既にわかっている。

そして今は、の濃い橋の上

りつの察知能力は、このとき満足に機能していなかった

 

それをわかっていたからこそ、

りん前に出て歩いていたのだろう。

これが上記の推測の裏付になる。

【出典】『ケムリクサ』第4話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

 

 

二度目の地震と、ヌシの登場

謎の機械音は、この後、

さらに音を高め、直後にヌシの光線が放たれる。

このことから、この機械音は、光線のチャージ音だったと推測される。

【出典】『ケムリクサ』第4話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

 

チャージ音が聴こえてきた時点で、既にりんは狙われていたと思われるが、

地震が起きたことで中断された

 

あかむし達にとっても、地震予想外の出来事なのだろう。

このときヌシも、わかば同様に慌てふためいていたとしたら、

少し愛嬌がでてくる。

 

 

次回、第4話Bパート後半!

電車を引き上げるときに腰が抜けたわかばから、

意外な考察が掘り出されるものである。

 

次回!

激闘!空橋のヌシ!

【ケムリクサ考察】第4話 Bパート 後半
アニメ『ケムリクサ』の考察をしていきます。 物語をつぶさに観察して、世界やキャラの深みを掘り下げていくことに特化しています。 皆様の参考となれば幸いです。ネタバレ必至です。 ここでは、第4話Bパート後半について。

 

ここからも引き続き、お付き合いいただけると、幸いである。

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コメント

  1. 風原士郎 より:

    毎回新しい視点を頂ける考察の更新ありがとうございます。

    初見時に誰もが驚愕したに違いない電車を引き上げるりん!(考察班の方の計算で約11.2t)
    その後に出る鉄の車輪(約300kg)を素手で抱えるわかば、を見てて 
    あらためて思うのですが、

    ◇このフネの中のモノはほぼ全て、ケムリクサを通して出力している。
    ◇出力した物質は、ケムリ成分をその物質の形状に固めている状態。(水に浮く密度)

    かもしれないですね。
    (ケムリ成分の固着には水が必要で、水が切れると崩壊&廃墟化とか)

    なので、フネの中で一番重いのは水(電話ボックス満杯で約1.5t)かも!!ww 

    りんたち姉妹に人間的な共感をしにくい重要な部分の1つ「恐怖の感情が薄すぎる」問題ですが、
    「りりの決意と覚悟が、抽出後の6姉妹の恐怖感情を和らげている!」
    というのはとても素敵です! 目からウロコが落ちました!!

    それにしても、なぜ分割は 2でも3でも4でも5でもなく『6』なんでしょうか。。。
    転換点である7島までの島の数、壊されて無くなっていた壁の枚数、バリアのベンゼン環、もそうですし。
    1つの物事に2つ以上の意味を持たせるのが好きな監督の事ですから、
    きっと意味がありそうですが。。

    次回のヌシ登場回は密度が濃いので、考察記事が今から楽しみです☆☆

    • ug ug より:

      こちらこそ、ありがとうございます。

      確かに、5話では車輪も抱えていますね。
      調べると、300kgかどうかの明確なデータはないようですが、それにしても結構重いでしょうね。
      クサでコピーされたこの世界の物体は、意外と軽いのでは、という可能性も、
      実は考えました。
      しかし、3話でわかばに鉄くずが当たって痛がってたり、
      りなの鉄骨攻撃で、むしをふっ飛ばしたり(あれらもケムリクサで動いているが)、
      重い物は、重い物なりの描写をしているシーンもあるし、
      そもそもその理論だと、りんたちも軽いことになるし、
      相対的に、重量に差は無いのかな、と…
      考えてもよくわからないことになってきたので、その線で語るのはやめておきました。
      しかし可能性としては、十分にあるとも思います。

      なぜ姉妹の分割が「6」か。
      という点について、私なりには既に答えを持っているのですが、
      それは考察を進めていけばいずれ語ることになるので、それまで楽しみにしておいてください。