アニメ『ケムリクサ』の考察をしていきます。
内容としては、裏設定とか、各要素のモチーフなどを考えることより、
物語をつぶさに観察して、世界やキャラの深みを掘り下げていくことに特化しています。
※筆者個人の考えに過ぎませんので、参考程度にお読み下さい。
※共感の他、間違いや別な意見などもあれば、
遠慮なくコメントして(本ページ下部から)頂ければ幸いです。
※最終話までの視聴を前提に書いています。ネタバレ必至です。
作品の公開順に追っています。
ここでは、第3話Bパートの後半(テーマパークから戻り、地震発生まで)について。
過去の記事はこちら。
第3話 Bパート 後半
※以降のセリフの引用(❝ ❞内)は、全て
『ケムリクサ』第3話(©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト) を出典としている。
「りょくの日記」を譲渡
わかば「わぁ~、大きい! いいんですか?」
りん「……。」
りつ「…うん。 りょくちゃんもきっと、その方が喜ぶにゃ。」
りん「そうだな…。新しい何かがわかるなら…。りょくは、そういうやつかもな。」
わかば「え? これ、どなたかのなんですか?
いいんですか? その方も、ケムリクサが好きなら…。」
「りょくの日記」であるダイダイイロのケムリクサを、わかばに渡すりつ。
複雑そうに俯く、りん。
「いいよね?」という感じで、その顔色を窺う、りつ。
このときのりんの心境
わかばの事は、未だ完全に信用していないが、
アオイロを光らせたり、ウスイロを嗅ぎ当てたり、
りんたちも知らなかったケムリクサの新しい発見をしたのは事実。
そうした「新しい発見」で、一番喜んでいたのは、
知識欲旺盛な、りょくだったのだろう。
それを薄々感じていたからこそ、りつの提案について、
「姉さん、それは…!」
と止めるようなこともなく、
「そうだな。」
と容認した。
「りょく」を知らない、わかば
「過去に誰かが死んだ」ということを、
わかばは2話ラストで知らされたわけだが、
それが誰かまでは、わかっていない。
「りょく」という人物が、その「死んだ誰か」であることには、
この時点では、まだ結びついていない。
故に、「その方もケムリクサが好きなら」と、
持ち主の了承を得なくていいのか、問うように尋ねている。
分身後のりなたちも、「りょく」を知らない
「なんナこれは?」という感じで、ダイダイをじっと見ているのは、
おそらくりなじだろう。
りなたちにとって、分身前に死亡したりょくとりょうについては、
あまり覚えておらず、
いわば「自分が生まれる前に死んでしまった姉妹」なのだ。
ダイダイについても、ほとんど初めて見たものなので、凝視している。
りょくとりくの「バタバタ」
りつ「りょくちゃんは、ケムリクサそのものはそんなに…。
どっちかって言うと、りく姉かにゃあ。
あの二人は、いっつもバタバタしてたよにゃあ。」
りん「そうだな。勝手に光らせて、りょくが怒ったりな。」
りつ「あったあった! でも光らせるのは、りく姉しかできないから、
りょくちゃん、嫌々頼みにいくのにゃ。
すごく嫌そうな顔で。ふふっ。」
りょくとりくの関係性がわかる、貴重な思い出話。
二人が直接会話するシーンは、作中では12.1話しかない。
(会話というか、りょくが一方的に罵倒してるだけの気もするが。)
りくは、ケムリクサが好き?
りつたち他の姉妹からすると、
りくは、ケムリクサそのものに興味があるように見えていたようだが、
りくが本当に興味を持っていたのは、ケムリクサの「触り心地」だろう。
りくには、りょくの日記を光らせたり、ましてや読もうという気は一切なく、
ただただ「感触」を味わいたいだけだった。
6話で、アオイロのケムリクサを操作しているときに、
「壁みたいな感触のクサ」と発言していることから、クサごとに感触が違ったのだろう。
12話では、りくは終始ケムリクサを触っていた。
秘密を持つ、りょく
一方りょくは、読まれたら恥ずかしい「姉妹想い」な事を、日記内に書いているため、
りくが文字を読めないとしても、見られるのは避けたかった。
万が一でも解読されたら最悪だ。
しかしながら、ケムリクサの操作には、りくの触覚が必要不可欠なので、
結果的に、共存共栄の関係にありながら、
「触りたい」りくと、「読まれたくない」りょくは、衝突することになる。
「嫌々でも、離れられない」、という関係は、まさに家族や姉妹のようにも思える。
りょく、みどり、りょう
りつ「でも考えたら、大体のことは、りょくちゃんのおかげでわかったのよにゃあ。
おかげで、みどりちゃんの育て方もわかってにゃあ。
それなのにりょうちゃんは、みどりちゃんに頼らないで戦うのがフェアだとかで。
もう…。」
りん「あったね…。あいつはほんとに…。」
りょくとりょうは、みどりの苗木を発見する前には、死亡しているはずである。
りょくは、0.6話前(二島まで)に、
りょうは、0.7話前(三島まで)に、死亡している。
みどりを発見したのは、0.9話前に、六島の壁で、である。
…ということは、
りつの思い出話は、一体どういうことなのか。
整理してみよう。
みどりの育て方
6話終盤にて、
わかばは「ミドリイロのケムリクサ」について、りょくの日記から情報を探った。
その情報を聞いたときのりつは、
「そうそう…そのとおり」と、思い出すように激しく同意していた。
この情報は、過去に、りょくから直接聞いたとおりだったのだろう。
知り得た情報を、りょくは姉妹たちに展開していた。
このシーンではその後、「湖」についての情報を読み上げていたが、
これについては、りつたちも初めて知ったようだ。
端的に言うと、「湖の近くに赤い木があるかもしれないから危険」と判断したため、
りょくはこの情報は展開していなかったのだ。
このとき出てきた情報はこれだけだが、全体のほんの一部にすぎないと思われる。
他にも、「ミドリイロのケムリクサ」に関する情報は、
数多く記されていた様子であり、わかばは繰り返しスクロールしていた。
恐らくその中には、ミドリイロを発見できた場合の「育て方」についても、
記されていたのだろう。
そのことには、何の危険性もないので、姉たちにも伝えていたはずだ。
そもそもりょく以外は文字が読めないのだから、
りょくから直接聞かされる以外に、知るすべがない。
つまり事の真相は、
六島で苗木を発見した際、
りつは、過去に聞いていたりょくの話を元に、育て始めた、
ということになるだろう。
みどりを使わない、りょう
同じく、6話終盤の日記より、
りょくが生きている内に、ミドリイロのケムリクサが見つかっていないのは、ほぼ間違いない。
六島で苗木を発見するより以前、りょうもまだ生きていた二島で、
野生のミドリイロのケムリクサを潤沢に採取できていた可能性もあるが、
恐らくそれも違う。
1話にて、
「あのときはみんな、みどりちゃん無しで(戦っていた)」
という、りつの発言がある。
「あのとき」というのは、りなの記憶があいまいな分身前のこと、
つまり四島到達以前のことである。
そのタイミングでは、りょうも既に死亡している様子だ。
そういうわけで改めて、
りょうが生きている内に、ミドリイロのケムリクサは発見できなかった、
という推測になる。
ではなぜ、
りょうは「みどりを使わないで戦うのがフェア」
なんて発言をしたのか。
これも「育て方」と同じく、
「ミドリイロのケムリクサは、強力な武器になる」
というような情報を、りょくが知り、姉妹に展開していたのだろう。
その話を聞いたりょうが、
「え~? 楽々倒せちゃったら、おもしろくないでしょ~。」
という、予測の話をしたのではないか。
りょくに「あんなの無理じゃん」と言わせる赤い木に挑むことについて、
「そう来なくっちゃ~!」と、顔を輝かせるりょうである。
難易度が高いほど燃えるタイプのようだ。
つまり、りょうにとっては「低レベルクリア」のノリで、
「ミドリ縛り」を推奨していた。
「たとえ今後ミドリを見つけても、使わないぞ!」という意志を示していた。
りつは、そんなりょうの事を、このとき思い出していたのだろう。
本体の葉を、効率的に扱えるりょう
りな「みどりちゃん無しって、本体の葉だけで戦ってた、ってことナ?」
りつ「そうにゃ。りょうちゃんはアレ、やたらと上手くてにゃあ。」
りな「は~。意味がわからないナ!」「どうかしてるナ!」
りん「ほんとにそうだ。」
「みどりを使わず、本体の葉で戦う」、ということは、
「武器を使わず、己の体力・体術のみで戦う」ことに等しいのだろう。
葉一枚ごとに出力が決まっているみどりに対して、
本体の葉を使う場合は、力の制御が難しいのかもしれない。
何も考えずぶっ放せば、自分の命を縮めてしまいかねない。
効率的に力を扱うことが、りょうの得意技だった。
それが、強さにも直結していたのだろう。
本体の葉を効率的に扱うことは、りつやりなどころか、
百戦錬磨のりんですらも、「意味がわからない」ようだ。
一島を出てから経過した時間は?
りつ「今日中に三島、いっちゃうにゃあ!」
りん「無理しないでね…! 姉さん。」
りつ「元気元気! サクッともう一壁、越えちゃうにゃあ!」
二島に上陸して間もなく、休憩に入ったのだが、
そこから「今日中」には三島にいけそうな距離感らしい。
そもそも、一島を出てからどのくらい経っているのか。
時間が大きく進んだ描写は、二島の壁を越えた後にあった。
それらを経て、二島上陸手前では、りなたちが眠っていたので、
そこで一晩は越している様子だ。
つまり、一島を出て少なくとも二日目、ということになるだろう。
りながただ昼寝していただけかもしれないが(笑)。
それにしては、一斉に寝すぎだしなあ…。
地震
地震というより、急激な地盤沈下による揺れ、のようだ。
りんたちが先程までいたテーマパークも、沈んでいく様子が見られる。
テーマパーク内でわかばが感じていた微小な揺れは、この予兆だった。
これらは、あかぎりによって、ケムリクサで抽出された島そのものが、
下から徐々に消滅させられていっている、ということなのだろう。
割れた地面のすぐ下が、あかぎりで充満していた。
9話では、近くの道が崩れ落ちる様を見て、
「濃いあかぎりが地震の原因だったのでは?」と、わかばも考察していた。
「この揺れは、船が墜落したせいではないか」という考え方もある。
しかしそうであれば、地盤が沈んでいくのではなく、
建造物そのものが揺れで崩壊していくことになるはずだ。
わかばが揺れの予兆を感じたこととも、辻褄が合わない。
先に述べた9話の他、4話の空橋上でも、同様の揺れが発生していたし、
過去にも地盤が沈んだであろうことは、他のシーンを見てもわかる。
Aパートで考察した、二島壁付近の線路と建造物が崩れていたのも、その一つだろう。
オープニング映像で映る四島も、今では地盤がほとんど無い。
作中において、地盤が沈むほどの揺れに遭遇したのが一度しかなかったのは、
発生することが稀である、
ということではないか。
それだけあかぎりは、長い長い時間をかけて、
少しずつ、地盤を削っていっているということなのだろう。
地盤はケムリクサ?
ところで、ケムリクサで抽出された島は、ケムリクサでできているのだろうか?
だとしたら、
あかむしたち(赤い木)は、まず島そのものを食い尽くすはずだが、
その様子は見られない。
11話で、ビル街を抽出しているワカバが
「大きいケムリクサを育てているみたいなもん」
と発言していることから、
少なくとも転写過程では、島や建造物はケムリクサ状態なのだろう。
しかし転写を終えて定着したとき、
「転写するために作用していたケムリクサ」は役目を終え、
その性質・出力は、著しく低下し、
外殻となる地盤や材質に、隠れてしまうのかもしれない。
りょう風に言うと、
「においがしない状態」
になる。
だからあかむしも、地面にかじりつくようなことはしない。
9話では、地盤の下にあかむしがいたようだが、
あれは、あかぎりの熱により外殻が崩れ、
むき出しになったケムリクサ部分をかじっていたのかもしれない。
つまり、私の考える地盤沈下の流れは、こうなる。
① あかぎりが地盤の下に回り込む。
② あかぎりの熱で地盤が崩れる。(このとき地震や地割れ)
③ 地盤の元となったケムリクサ部分が表れ、あかむしがそれを破壊する。
これを繰り返すことで、島はどんどん崩壊していく。
りりも転写されたけど?
一方で、誤って湖から転写されたりりは、
ケムリクサ状態ではなく、人間としての状態を保っていたようだ。
「生物は転写されない」とワカバが言っていたことから、
このとき転写したのは、おそらく「りりの死体」であったのだろう。
それを、ミドリイロの「元の状態に治す力」で、
元々の人間の体を取り戻せたのかもしれない。
だから、人間として再生できた、と推測する。
緊急事態でのそれぞれの行動
初めて体験する、地面が割れるほどに大きい地震。
まともな行動が取れるはずもない。
終始慌てふためくりなの反応が、一番普通であると言えよう。
そんな状態でも、すぐさまあかむしを音で探るりつ。
よろめくりなを引き寄せるりん。
窮地でも周囲に気を配れるのは、それだけ精神力が強いということだ。
分身後のりなより、りょくやりょうの死も体験している二人は、
その分、場馴れしているのかもしれない。
とっさに飛び出すわかば
そんな中、位牌的黒水晶があかぎりに落ちていくのを見て、
それを阻止しようと飛び出したのが、わかばだ。
飛び出した時点で、わかばが自力で助かる術はないのだが、
水晶をキャッチしたら、車内にぶん投げて戻そうとしたのかも。
とにかく、自分の身の安全は、二の次だったようだ。
1話でりなよを助けたとき同様、
わかばは、りんたちの助けになるなら、死ぬこともいとわない。
(もちろん、進んで死にたがっているわけでもないが。)
このときも、全く同じ状況だった。
遺品だと察していた
3話において、りんが水晶を大事にしていることを、
わかばは二度、確認している。
「誰かが死んだこと」を匂わせたときと、
「りょく、りく、りょうの思い出」を話していたときだ。
「ちゃんとわかっていない」とは言っていたが、
上の二つを結びつけ、
おそらく遺品のようなものであることは、わかっていたのだろう。
りん「お前… これが何か知っていたのか?」
わかば「ちゃんとわかってないですけど、でも、大事そうにされていたので…。
りんさんにとって、大事な物なんですよね、それ。」
りょくの日記を、本人に無断で渡されたこととも合わせて、
持ち主が死亡しているであろうことが、察せられているはずだ。
今回の考察の一つ目では、
わかばが日記を渡されたときは、その当人が死んでいるとは思っていない、
と述べたが、
その直後、りんが水晶を触れながらりょくについて語るのを見たことで、
「死んでしまった方のなのでは?」と察せていた、と推測している。
遅れて飛び出すりん
水晶が落ちていくのを見たとき、りんはとっさに飛び出すことができなかった。
落ちそうになっているりなを助けていたからだ。
どうにもできない状況に、一瞬「あっ…!」と、絶望したようにも見える。
直後に、今度はわかばが飛び出すのを見ている。
支えていたりなを車体にしっかり掴ませてから、
りつに全幅の信頼を寄せて、りんも遅れて飛び出した。
このときのりつも、「姉さん!」の一声だけで何をすべきか理解しているのだから、
恐れ入る。
認識のズレが生じて、吹き出すわかば
りん「お前は信用しない…。信用しないが…、
これについては、礼を言う…。
これが無事だったのは…、嬉しい…。」
わかば「りんさんもお礼を言うんですね!
すいません、意外で。」
二話のラストでも、りんはわかばにお礼を言っているつもりだったのだが、
「助かった」というりんの発言が、
自分のおかげである、という認識に、わかばは結びついていなかったようだ。
直後にわかばは、「何もしてないし、よくわからない」と言っている。
つまり、「なんだかわからないが、りんさんが助かった」、と思っていた。
りん自身も、お礼を言い慣れていないような言い回しである。
ここまでの自分に対する扱いから、
わかばには「りんがお礼を言う」というイメージが無かった、
ということでもある。
お礼を言われたのは、これが初めてだと認識している。
りんに対するイメージとズレが生じて、笑いがこみ上げてしまったようだ。
悪気は無い。
結局また毒を受ける
わかば「こちらこそ、助けてもらって、ありがとうございます!
また、僕にできることがあれば、言ってくださいね!」
りん「…!!」
2話から、「距離を取る」「正面を向き合って会話しない」と、
毒を受けないように警戒していたりんだったが、
少し離れて、背中越しで受け答えしていたのに、
結局また毒を食らう。
このことから、
毒は警戒しても無駄だ、と思ったのか、
わかばに対する信用度が少しは上がったのか、
4話以降は、ちゃんと向き合って会話するシーンが多くなる。
初めて見た、毒
りつ「あれがいわゆる毒かにゃあ?」
りな「毒か。」「毒だナ。」
わかば「これって…?」
りつ「うーん…。」
りんの言う「毒」を、他の全員がここで初めて見ることになる。
りつが初めて見た、毒
「いわゆる」と言っていることから、本来の「毒」とはなんか違うのでは?
と、薄々感じているようだ。
口ぶりから、そんなに心配する必要もなさそう、とも思っていそう。
りなが初めて見た、毒
毒について、りょくが言っていたことを、分身後のりなたちは覚えていないはずだ。
ということは、りつやりんから、毒について教えてもらったのだろう。
ありえるタイミングとしては、2話、りつとりなが拠点に残っていたとき。
りつは、りなに注意喚起として、「毒」について詳しく教えたのだろう。
りなはずっとわかばを見張っていても、りんのような症状は出ていなかったので、
全く警戒していなかったようだが。
わかばが初めて見た、毒
わかばは、自分が警戒されて避けられていることに、
このとき初めて明確に気づいた様子だ。
「これって」という発言と同時に、
水晶がアップで映されてはいるが、
りつの「うーん…。」という発言が続くことから、
「これ」とは、「りんの様子」のことだろう。
りんがどういう状態なのか、わかばもわかっていない。
3話を終えて
考察してみると、3話では終始、
既に死亡した りょう・りく・りょくの3人が、チラついていた。
初見かつ1話以前を知らなくても、よーく読み解くことで、
本当はあと3人姉妹がいたことも、
その姉妹たちがどういう特徴を持っていて、どういう関係だったのかも、
わかるようになっている。(特にBパート)
「りょう」は、戦闘狂で、かなり強い人。
「りく」は、どんくさくて、痛がりで、人の物も勝手に持ち出しちゃう姉。
「りょく」は、知識を持っているが、ちょっと協調性に欠ける人。
そして、3人が既に死亡していることもわかる。
これらは決して説明っぽくなく、物語の進行に自然に混ざっている。
さらに、エンディングのシルエットで、「姉妹は6人いる」ことが、
明確にわかり、答え合わせのようになっている。
改めて、よく作られていると、筆者は感心してばかりである。
エンディングは、別枠にて
ここで初めて、エンディング映像が流れる。
オープニング同様、
エンディングの映像と歌詞についての考察は、改めて書きました。
第3話 Cパート
ヌシ、登場
ガシャン、という音と共に現れる、謎の機械。
旧ケムリクサを見ているファンなら、「ヌシだ!」と一発でわかってしまい、
一瞬で恐怖を煽られてしまった。
りつ姉ええええ死ぬなああああ ←初見時の私
次回、第3話Bパート後半!
中盤を短く切った分、今回は長すぎたようだ。
ともあれ、ようやく第3話! 終了!
次回!
第4話! 三島そして空橋へ!
ここからも引き続き、お付き合いいただけると、幸いである。
もしよければ、右のプロフィールや、記事下のフォローボタンを押してもらえると、タスカル。
筆者のやる気が上がり、更新頻度が早くなります。
コメント
裏三姉妹達はりんが眠っている間にちょくちょく出てきて情報を集めてて、りょくは日記を書き続けてる、ということなのか。
みどりちゃんの育て方を聞いたということは、りつ姉はりんの体を借りたりょくと会話したのかも。
りょくは、みどりを直接観察した、というわけではないと思います。
6話で触れるつもりでしたが、「見つかれば」「助けになるはず」という言い回しから、
「見たことはないけど、そういうものがあることを知った」という感じです。
そうなると情報元としては、「りりのメモ」が妥当かと。
もういなくなってしまった姉妹に関する話が中心の終盤パート。たつき監督の手法として時間を止めての語りや回想をほとんど使わないことが言われますが、思い出話だけでおおよその人物像を伝えてしまう。このキャラ造形や魅力の伝え方のうまさ、まさにたつき監督の真骨頂ですね(後々登場したときがこのときの印象そのままでした)
そしてりょくちゃんの黒歴史ノート贈呈式。初見の時はいいお話だったのにすべてを知ってしまっている2週目以降はお笑いシーンに早変わり…逆ベクトルですがこれも周回視聴のお楽しみ(本人には悪気が一切ないのがこれまたたちが悪いww)
この見せ方は、本当に凄いですね。
「その世界を見ている」という没入感が、高まります。
りょくの日記は、見方によってはギャグですねw
「これでいいよね…。」→「よくないww」
結果的に、それをきっかけに、りょくもわかばと楽しくトークができているので、まあ良かったのでしょう。