2018年にアニメ化、2020年には実写ドラマ化、
さらには劇場アニメの制作も決定している、『ゆるキャン△』。
『水曜どうでしょう』とのコラボがあったり、話題に事欠かない。
ここまで盛り上がる『ゆるキャン』の面白さとは、一体何なのか。
ここでは、『ゆるキャン』をいまいち知らない人のために、
その魅力を簡単に紹介する。
アニメ『ゆるキャン△』の魅力とは
物語は、比較的ガチめのキャンパー『志摩リン(しまりん)』と、
低予算のゆるゆる初心者キャンパー『各務原なでしこ(なでしこ)』の二人が主人公。
キャンプというと、一般的には夏に行うイメージが強いだろうが、
『ゆるキャン△』の舞台は、オフシーズンの、いわゆる「冬キャンプ」。
しまりんは、毎週のように一人でキャンプ(ソロキャン)するほどのキャンプ好きであり、
若くして手練。
一方なでしこは、アウトドア経験値ゼロに等しいのに、山中で居眠りをこくほどの、ある意味強者。
しまりんと出会ったことで、なでしこは、キャンプに興味を持つようになる。
この二人を主軸に、それぞれが違ったキャンプを展開してくれる。
キャンプの臨場感が味わえる、しまりんキャンプ
しまりんのキャンプシーンの魅力は、
「キャンプっていいなあ。してみたいな。」
と思わせてくれるところにある。
これは、アウトドア未経験者はもちろんのこと、経験者であっても同様だ。
それほどまでに、
キャンプ場の空気感の描写にこだわり抜いている。
広々とした視界、風の流れ、草木がそよぐ音、水辺の波音。
そして、時間がゆっくり流れるような感覚も味わえる。
臨場感がとても高い。
ロケハンに相当力を入れていることが伺える。
BGMや効果音も、キャンプの情景に合っていて、とても良い。
この雰囲気は、第1話から味わうことができる。
だいたい1話は無料で見れることも多いので、まずは一度見てみたほうがわかるだろう。
リアルなキャンプ事情とワクワク感が楽しめる、野クルキャンプ
一方、なでしこサイドのキャンプシーンの魅力は、
「キャンプ、楽しそうだな。自分でもできそうだな。」
と思わせてくれるところだ。
熟練キャンパーのしまりんとは違い、
スキルもアイテムも財布も、一般高校生レベルのなでしこは、
学校の「野外活動サークル」、通称「野クル(のくる)」に入部するところから始める。
同じく部員の、大垣千明、犬山あおいの3人の、高校生のキャンプ事情が描かれる。
潤沢に道具を揃えられず、安物や代替品を模索する…。
なんとも生々しい話だが、「キャンプ道具は高い」という側面をリアルに描いてくれており、
3人が試行錯誤と一喜一憂を繰り返す姿は、微笑ましい。
↑夏用の寝袋を、冬でも使い回すために色々試す野クルの3人…
準備を進めて、「いよいよ明日はキャンプ…!」という、
キャンプ初心者ならではのワクワク感も伝わってくる。
こっちはこっちで、楽しそうなのだ。
「道具やスキルが乏しくとも、キャンプは楽しむことはできる。」
野クルは初心者に勇気を与えてくれる…。
※でも初心者は、まずは経験者の方といくようにしましょう。
キャンプは楽しい!
どちらのキャンプも、展開はゆっくり、のんびり~と進んでいくので、
まったりしたいときに観るのがオススメのアニメである。
そして、全体を通して、共通して感じることがある。
それは「キャンプは楽しい!」ということだ。
それが、『ゆるキャン』で、作者が最も伝えたいことであろう。
キャンプをしたことがある人も、したことがない人も、
『ゆるキャン』からキャンプの楽しさを受け取って欲しい。
アニメ『ゆるキャン』を視聴する
アニメ『ゆるキャン』は、上記「Amazonプライム」他、
「アニメ放題」等でも視聴できる。
コメント