『ガールズ&パンツァー ドリームタンクマッチ』(PS4) プレイ後レビューと『DX』(スイッチ版)への期待

ゲーム
【出典】PS4『ガールズアンドパンツァー ドリームタンクマッチ』 © 2018 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

ニンテンドースイッチ版

ガールズ&パンツァー ドリームタンクマッチDX』 

2019年2月21日発売!

ということで、バンナムお得意の完全版商法ですが、ガルパンでもやってくれました。

 

それについてはさておき、

2018年2月22日発売したPS4版ドリームタンクマッチ』(以下、ドリタン)をプレイ済みなので、

レビューしていく。

『DX』購入検討の参考にして頂ければ幸いです。

結論から言うと、出来が凄くいい

 

 

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まさに『戦車道』アクション!

まずこのゲームは、完全に「キャラゲー」そのもの

つまり、原作であるTVアニメおよび劇場版『ガルパン』を知らない人には、全くオススメできない

しかし逆に、

ガルパン』が好きな人には、全力でオススメできるから、

絶対やったほうがいい

そんな作品。

 

「キャラゲー」の良し悪しというのは、私は「作品に対する”“があるかどうか」が、

最も重要だと思っている。

要は、製作者が、その作品をどれだけ好きで、どれだけ知っていて、どれだけこだわったか

というのが、ゲームのクオリティを大きく左右するということだ。

 

「これこれ!わかってるねえ!」

と思わせてこそ、キャラゲーは輝く。

 

その点、このゲームは「製作者の原作愛が感じられる」出来になっている。

 

『ガルパン』に求められているアクション

まずアクション面について触れていこう。

 

戦車ゲーとして圧倒的に支持を受けている「World of TANKS(ワールドオブタンクス)」とは、

「戦車を操作する対戦ゲーム」ということ以外は、全くの別物と言ってもいいだろう。

 

WoTは、質実剛健とでも言うのか、充実している反面複雑すぎる、という印象もある。

『ガルパン』本編の試合のような

ドタバタわちゃわちゃを、手軽に体験できる

のが『ドリタン』だ。

 

「ブースト」で加速して弾を避け、「ドリフト」しながら相手の背面に回り込み弱点を射撃

軽い車輌は、ふっとばされるわ、ひっくり返るわ

アヒルのかぶりものや、背景に溶け込むハリボテでカモフラージュするやら。

まさに

「これだよこれ!」

って要素がてんこ盛り

それでいて、履帯クラッシュして足止めも可能だし、戦車ごとに弱点部分が設定されているし、

被弾を避ける「昼飯の角度」も盛り込まれているし、

結構ちゃんと”戦車”してる

【出典】PS4『ガールズアンドパンツァー ドリームタンクマッチ』 © 2018 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 

ただし簡易ではあるとは言え、

砲手、装填手、操縦手、通信手など、

通常なら複数人で分担する作業をプレイヤーが一人で行うわけなので、それなりに操作は忙しい

操作設定もやや大味である感じは否めないが、

これらは慣れるのにそれほど時間はかからない

すぐにドタバタわちゃわちゃに参戦できるだろう。

 

息の合った連携、とはなかなかいかない。だからこそ良い。

PS4版は、ローカル通信対戦に対応していないため、対人対戦はオンライン限定となる。

簡易チャットは用意されているものの、車長のキャラクターが喋ってくれる、という要素が強く、

細かな伝達にはあまり向いていない。(索敵や行動不能は、自動でキャラクターが喋ってくれる。)

そうなると、基本的には綿密な作戦や戦略はたてられず、

一人一人が独自の判断でプレイして、お互いをフォローし合う、というスタイルになる。

結果、わちゃわちゃする。

だが、これがまた楽しいのである。

 

このわちゃわちゃ感、プレイ動画を見てもらうとわかりやすいだろう。

こちらに、筆者オススメのプレイ動画を掲載しておく。

(自分のプレイ動画じゃないよ)

 

基本的にはこうして一人でプレイするのが基本だが、

もちろん、フレンドと合流して、野良試合に参加することもできるので、

5人のフレンドでチームを組めば、音声チャットなどでリアルタイムに意思疎通を図ることは可能だ。

これが実現できれば、かなり盛り上がることは間違いない。

 

 

自分の好きな戦車を、自分の好きなキャラで

ガルパン本編に登場済みの戦車は、ほぼ全て操作が可能

主要なキャラクターも、ほぼ全員登場する

(具体的には、劇場版で参戦していた名前付きキャラは、ほぼ全員出てくる)

 

そして戦車と搭乗者のカスタマイズの自由度が高い

例えば、真っ青T28重戦車武部沙織モテ道仕様に飾り立てることもできる。

【出典】PS4『ガールズアンドパンツァー ドリームタンクマッチ』 © 2018 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

カラーリングは豊富で、デカールも大小様々な場所に貼り付けられるので、

手軽に自分だけの痛車が出来上がる(笑)。

 

もちろんこれでオンライン対戦に参加もできるので、それだけで楽しい。

【出典】PS4『ガールズアンドパンツァー ドリームタンクマッチ』 © 2018 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 

戦車、搭乗者、カラーリング、デカールは、ゲーム内で収集する必要があるが、

時間はそれほどかからない。

(デカール全種はややかかる。ボコをボコボコにしよう。)

特に戦車については、すぐに全て入手できるだろう。

 

最初から全て用意しておいてくれてもいい気がするが。

 

細部のこだわりにも感じられる、原作愛

オフラインでも魅力十分のボリューム

原作へのこだわりは、アクションだけにあらず。

オフラインモードの「感想戦」と「争奪戦」だけで、

ドラマCD数枚分に匹敵するほどの内容が盛り込まれている。

しかもこれらは原作のキャラ設定を損なうことなく、かなり丁寧に仕上がっている。

それぞれ少しだけ紹介する。

感想戦

劇場版の試合を、みんなで集まって振り返ろう、という、展開で、なんとフルボイスである。

これはもはや劇場版のキャラクターコメンタリーである。

シーンごとの裏話なども聞けるので、ファンは必聴の価値あり

【出典】PS4『ガールズアンドパンツァー ドリームタンクマッチ』 © 2018 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

一応、シーン毎にプレイヤーが当時の戦車を操作して追体験することができるが、

難易度は低い。むしろそっちがオマケみたいになっている。

本作のチュートリアル的なモードであると言える。

 

センチュリオンで無双するシーンを自分で再現できるのは、なかなか気持ちいい(笑)。

【出典】PS4『ガールズアンドパンツァー ドリームタンクマッチ』 © 2018 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 

争奪戦

原作に登場する各高校それぞれを主軸に、他校と戦車戦をしていく。

一戦進むたびに挟まるストーリーと、他校との試合前のトークがあり、これらも全てフルボイス

5勝すれば優勝だが、他校8校はランダムで選択されるので、5戦では全校との絡みは見られない。

しかも、同じ組み合わせでも、プレイヤー側の高校が違えばトークの内容も変わるので、

もう相当なボリュームがあることがわかるだろう。

本編にはなかった、意外な組み合わせの絡みも見られたり。

【出典】PS4『ガールズアンドパンツァー ドリームタンクマッチ』 © 2018 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 

 

原作の舞台を再現したフィールド、特に「大洗市街」は凄い

ガルパンファンが行き着くのが、その聖地である茨城県の「大洗町」だ。

アニメ内でも、この大洗の市街地で試合を繰り広げるので、

当然ゲーム内のステージとして用意されている。

そしてその再現度が、本当に凄まじい

ゲーム用に地図は一部縮小されてはいるが、要所要所が、現実の大洗そのまんま

【出典】PS4『ガールズアンドパンツァー ドリームタンクマッチ』 © 2018 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

ロケハンを相当行ったようで、道路の微妙な段差などにもこだわっているらしい。

そこまでするか。

 

その甲斐あってか、この大洗フィールドは、ただ走っているだけで楽しい

現実味ある風景で戦車を走らせられる、この不思議な感覚は、是非体感して欲しい。

大洗に行きたくなってきてしまうくらい、浸れる

【出典】PS4『ガールズアンドパンツァー ドリームタンクマッチ』 © 2018 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

↑行ったことある人ならわかる、あの店やこの店も…!

 

良作だからこそ、改善して欲しい部分もある

冒頭でも述べたが、このゲームは良作である。

だからこそ、細かい部分で改善点が目立つ

いくつか解説する。

対戦ルールについて

例えば、対戦ルールが、「殲滅戦」「フラッグ戦」の二種しかない。

原作通り、といえばそうなのだが、厳密には撃破された戦車はリスポーンするため、

原作とは微妙に違う

 

そのため、原作通り、撃破された場合は試合を見届けるしかできないルールがあっても、

良かったのではないかと感じた。

原作再現グラフィックは完成度が高く、見ているだけでも楽しめるからだ

【出典】PS4『ガールズアンドパンツァー ドリームタンクマッチ』 © 2018 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

「見る」という点では、

試合のリプレイなどを記録したり、見返すことのできる機能も欲しかった。

劇的な試合展開があったとしても、それを改めて見ることができないのはもったいない。

 

オンライン環境の作りが甘い

細かい部分の言及はしないでおくが、

総じてテンポよく試合を開始しづらいし、試合設定もかゆいところに手が届かない感じである。

せっかく試合自体は楽しいのに、環境の作りが甘いことで損をしている。

 

ゲーム設定(オプション)を細やかにしてほしい

途中既に述べたが、操作設定がやや物足りない。

具体的には、細やかなキーコンフィグや、旋回速度の細かな調整など、

この手のゲームには当然用意されていてしかるべきものが、足りない

 

また、「音」が一つの醍醐味で原作に対し、音量設定が細かく設定できないのも不満である。

そもそもマスター音量が、やたら小さいため、事実上調節しづらい。

 

比較的簡単に改善できる点が多いので、それだけに惜しい

 

キャラゲーとして満点に近い

細かい不満はあるものの、

キャラゲーとして、原作ファンの需要に十分応えられている内容なのは間違いないだろう。

原作ファンで、さらにPS4を持っているなら、もう”買い“だ。

パッケージ版と、ダウンロード版どちらも用意されている。

 

Nintendo Switchを持っているなら、今後発売する『ドリタンDX』をプレイするのがいいだろう。

追加要素が盛りだくさんだが、

それらはPS4版のDLC(ダウンロードコンテンツ)として、追加購入が可能だ。(ただしそれなりの値段はする。)

 

原作ファンならニヤリとする、あのシーンやこのシーンを完全に再現できる新フィールドには、

期待せざるをえない。

スイッチ版の『DX』も購入する予定なので、そちらもいずれレビューしようと思う。

 

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