アニメ『ケムリクサ』の考察をしていきます。
内容としては、裏設定とか、各要素のモチーフなどを考えることより、
物語をつぶさに観察して、世界やキャラの深みを掘り下げていくことに特化しています。
※筆者個人の考えに過ぎませんので、参考程度にお読み下さい。
※共感の他、間違いや別な意見などもあれば、
遠慮なくコメントして(本ページ下部から)頂ければ幸いです。
※最終話までの視聴を前提に書いています。ネタバレ必至です。
作品の公開順に追っています。
ここでは、第1話Aパートの後半(みどりの葉補給から、わかば拘束まで)について。
過去の記事はこちら。

第1話 Aパート 後半
※以降のセリフの引用(❝ ❞内)は、全て
『ケムリクサ』第1話(©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト) を出典としている。
みどりの葉が無かった「前回」?
りなっち「でも今回は、みどりちゃんの葉も、たっくさんあるからナ!」
りなよ「今度こそボッコボコだナ!」
見張りをしているタイミングで出た「今回」という言葉。
水回収中に見張りをしていて襲われた「前回」があったような口ぶりだ。
電車とみどりを合体させてから、少なくとも1回以上、遠征に出ているようなので、
どこかで水を見つけたときに、同じようなことがあったのかもしれない。
というか、りなたち、めちゃくちゃ油断してるな(笑)。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
りつ姉、無言の笑顔
りん「あんまり揺らすと、姉さんに怒られるぞ!」
りつ (無言の笑顔で左手を上げる)
りなむも含めた全りなが、ビビっている。
「りつに怒られる」ことが、恐怖の対象となっている。
りんは「注意」までで、度が過ぎて「叱る」のはりつということか。
そう思うと、この無言の笑顔は怖い(笑)。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
しばらく一島にあかむしは来ていなかった
りなっち「たくさんなってるナ!」
りなじ「しばらくむしも来てなかったからナ。」
一島にめったにあかむしが現れないことが、この発言からもわかる。
同時に、「来てない」という言い方から、しばらく一島を拠点として、
そこから動いていなかったことが、示唆されている。
りつが「好き」を語る
りつ「お水をあげた分、強く育ってくれて、感謝感謝にゃ。 尊いにゃあ。」
みどりの育成について語っているため、ここでもりつの顔は輝いている。
本編では、ここがりつ初めてのキラキラシーンだ。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
みどりの葉は、体内に取り込んでおける
りんたちは、みどりの葉(ミドリイロのケムリクサ)を、体内に取り込んでおいて、
攻撃の際にそのエネルギーを行使できるようだ。
このときのミドリは、りなが投げてりんが片手でキャッチしているので、
野球ボールくらいの質量があるようだ。
取り込み方は、体のどこかに埋めるようにするだけでいいようだが、りなは経口摂取したりもする。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
りんは警戒を緩めない
みどりの葉を摂取して、みんなが和気あいあいとしているときでも、
りんは各方位を注視し続けている。
「全方向注意して」と自分で言っていたとおりの事をしている。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
みどりの葉を使わず、ヌシを倒したりょう
りなっち「でもみどりちゃん無いときは、どうやってむしと戦ってたのナ。」
りなじ「りょうちゃんは無しで大きいのやっつけたってナ。」
りなよ「ええーっ! ホントかナー!?」
りつ「ホントにゃ。りなちゃんは覚えてないかもしれないけど、
あのときはみーんなみどりちゃん無しで…」
「りょうはみどりの葉無しでも、ヌシを1回倒した」と、りなは聞いているのだろう。
分身前の事は、あまり覚えていない。
りょうがヌシを倒したときについては、0.7話の考察で書いているので、読んでみて欲しい。
ヌシを倒したのは、過去に一度だけなので、
「あのときはみーんなみどりちゃん無しで…」に続く言葉は、
「大型のむしをやっつけてたんだにゃ。」と言ったところだろうか。
わかば登場に反応し、開眼するりなむ
水槽の水音に反応して、りなむが開眼している。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
制作側のミス、ということでなければ、
このとき開眼せざるを得ないほど、何かを感じた、ということだろうか。
直後のシーンでは、また目を閉じている。
ちなみに、10話のりんとりつの会話のときも、
りなむは盗み聞きするように半目を開けている。

【出典】『ケムリクサ』第10話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
こいつは、寝たフリをしているというキャラ付けをしているだけなんじゃないだろうか?(笑)
わかばはどこから現れた?
今回のメインとなる考察だ。
まずは、事実から確認しておこう。
みどりの根で水を回収中、水槽で大きな水音がする
↓
水面に泡が出る
↓
水槽からわかばが現れる
これより前のシーンでは、「瓦礫ごと回収していた」ことがわかっている。
この流れだと視聴者は無意識に、「水音」=「異物がまぎれた」と、頭の中で置き換えてしまう。
だから初見では、「水にわかばがまぎれていて、一緒に回収してしまった」と思ってしまう。
だがこれは巧妙なミスリードだ。
わかばに根は通れない
そもそも、根っこの管の太さに対して、わかばは大きすぎて通れそうもないではないか。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
「根っこの形は変えられる」ことから、わかばが通れるくらいには伸縮可能なのでは、
という推論も、もちろんある。
しかし、水に瓦礫がまぎれていたときの、りなたちの発言を思い出して欲しい。
「りつ姉ねは大雑把」「急いでいるからしかたがない」
…ということは、本来丁寧に注意深く水を回収すれば、瓦礫の回収は防げるということだ。
つまり回収時の根そのものにも、察知能力があるということ。
であれば、このときの根の太さより圧倒的に大きいわかばが通ったとしたら、
いくら大雑把と言われるりつでも、気づかないはずはない。
これらのことから、「わかばの体が、根を通って来たわけではない」と推測している。
わかばが跳び上がったときに飛び散った「異物」がある
根から出てきたわけではないとすると、なぜ水音が鳴ったのか。
まさか、水槽の中で突然現れて、水が弾けたのか?
ここで、わかばが現れた直後の様子を、よく見てみて欲しい。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
背中に、何かゴツゴツしたものが入っているように見えないだろうか?
…うーん、まあ言ってる筆者自身も多少強引だとは思うし、見えないなら見えなくてもいい。
重要なのは、次のシーンだ。
りんが殴りかかって、わかばが跳び上がったとき、四角い破片のようなものが散らばる。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
まるで、りんが水槽を破壊した破片が飛び散っているようにも見えるが、
よく見ると、りんのパンチは空振りしている。
激しい衝突音は、りんが水槽に着地した音だ。
そもそも、岩をも粉砕できるりんのパンチが水槽に当たっていたら、
水槽なんていとも簡単に破壊される。
いくら突然のことに驚いたとはいえ、りなこが命をかけて守ってくれた水を、
間違ってもりんが無駄にするとは思えない。
では、この飛び散った破片は、わかばが跳び上がったことで出てきたものなのではないか。
先に、背中がゴツゴツして見えたのは、それが入っていたからではないか。
でも実は、別に背中でもどこでもいい。
それ以前に瓦礫が回収されていたときに、この破片も数個回収されている。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
しかしりなは、他の瓦礫のほうに興味がいったため、この破片を食べてはいなかったようだ。
とにかく、この「異物」は、
わかばが現れたところと同じところにあった。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
「異物」は「新規を生み出す種」?
では、この「異物」は、一体なんだ?
似たような形のものが、作中一度だけ登場する。
それは11話で、研究者ワカバが、「ミドリ」を新しく作ろうとして撒いていたものだ。

【出典】『ケムリクサ』第11話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
大きさと形が、ほぼ一致する。
ワカバはこれらを「新規」と呼んでいた。
いわば、ケムリクサの「種」のようなものだろう。
「種」は、どこからきた?
では、わかばが現れたところにあった「異物」が、「新規」を生み出す「種」だとして、
それは一体どこから出てきたのか?
ケムリクサの「種」だとしたら、ケムリクサから生み出されたのではないだろうか。
どのケムリクサだ?
みどりだ。
りつが見つけて育て、成長したみどりから、
この種は生み出されたのではないか。
一島で回収した水による成長で、ちょうど種を実らせ、
それが水に混ざって水槽まで運ばれたのではないだろうか。
ではこのみどりの、さらに大元となる母体はなんだったか?
みどりの苗木を見つけたのは、六島のガケだ。
それをさらに辿ると、
七島の湖の大樹の一部であったことがわかっている。

【出典】『ケムリクサ』第6話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
6話でりつが、発見した大樹の一部を「みどりちゃんと同じ木」と発言している。
湖の大樹は、どうやって生まれた?
ではこの大きな木は、どうやってこの世界に生まれたのか。
それがわかるのが、11話と12話だ。
りりが、ワカバによって一島まで飛ばされたあと、いくつもの壁の向こうに、
ミドリの木が急成長していくのを見ていた。

【出典】『ケムリクサ』第11話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
ちなみに、右でさらに早く成長しているのが、おそらく後の「赤い木」だ。
このときの直前、ミドリの木の根元の様子を、りりは確認している。
(当時は錯乱していたので、冷静に確認できたのは、
「記憶の葉」に映った自身の視覚情報からである。)

【出典】『ケムリクサ』第12話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
ミドリの木の根元には、ワカバがいた。
つまり、
「みどりちゃん」の元は、湖の「大樹」であり、
さらにその大元は、「ワカバ」だった。
それを裏付けるかのように、7話の大樹の根本付近で、
「ワカバの白衣」と思しきものが確認できる。

【出典】『ケムリクサ』第7話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
これが本当に、研究者ワカバの白衣だとしたら、
りんたちの元に現れたわかばが白衣を着ていなかったことにも合点がいく。
結論:「種」が集まり「わかば」が生まれた
みどりちゃんから生み出された「種」の起源は、「ワカバ」。
つまり
「種」は「ワカバ」の素となる。
正確には、ワカバの生体情報を持っているのではないか、ということだ。
そして、
その種が、一箇所に複数個集まったことにより、
「ワカバ」を「新規」に生み出すだけのエネルギー
(あるいは情報)が集まった。
そうして、わかばは誕生した。
わかばのいたところから飛び散った謎の「異物」は、役割を終えた「種」だ。
これが、水槽にわかばが突然現れた真相ではないだろうか。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
水面に、呼吸にしてはやたら多い泡が出ていたのも、わかば再生の反応によるものかもしれない。
捕捉:わかばが増やせるのか?
この仮説だと、みどりちゃんが種を出しまくれば、わかばがたくさん生まれてしまうのか?

【出典】『ケムリクサ』第10話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
りんさん!落ち着いてください!
多分それはない。
言うなれば、このミドリを使った一連の流れは、
データ的に例えるなら、
「コピー&ペースト」ではなく、「カット&ペースト(切り取りして、移動)」なのだろう。
「切り取り」=「死」となるわけだが…。
ミドリのケムリクサの主な機能は「修復する」ことだ。
長い時間かけて、一度殺したワカバの体を修復した、と言えるだろう。
修復できたのは肉体だけで、記憶は戻らなかったが。
むしろ「コピー&ペースト」に近いのは、
「りなちゃんズ」や「姉妹たち」を生み出した、モモイロのケムリクサだ。
今となっては、通常、りな以外には扱えないとのこと。
捕捉:12.1話のワカバ
趣味のアニメ12.1話です #ケムリクサ pic.twitter.com/8Qo3DJLFQP
— たつき/irodori (@irodori7) April 3, 2019
いや、12.1話にワカバおったやん!
確かにこれだと、「カット」じゃなくて「コピー」をした可能性も考えられるが、
現状、12.1話の舞台が、どういう世界なのかが詳しくわからない限り、
はっきりと断定することはできない。
ここに登場した4人は、「死んだ」とされる者たちであり、
今のところだと、現実世界で存在を失った者が行き着く、
いわゆる「あの世」的な場所になっている。
よって、現段階では、
わかばは「カット&ペースト」で復元した、
と論じておく。
ワカバとわかばが出会うような展開になれば、
この考察は大きく覆されることになるだろう。
さて、第1話Aパート最大の謎を考察し終えた。
残りも一気に考察して、Aパートを終わらせることとしよう。
わかばに反応が遅れるりん
あれだけ周囲に警戒を促していたりんだが、
わかばに対して、他の者より反応が遅れている。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
りんには、りりの記憶が色濃く残っている。
りりの「記憶の葉」をその身に宿しているせいかもしれないが。
その記憶が、このときりんになにか影響を及ぼしたのではないだろうか。
その直前、りん視点のわかばは、やけに眩しく見えていたようだ。
画面がなんとなく明るい。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
視界が明るくなる…?
なにか覚えがないだろうか。
このとき一瞬、
「記憶の葉」が反応していたのではなかろうか。

【出典】『ケムリクサ』第10話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
「記憶の葉」の景色を見始めたとき、りんは「明るい」と発言していた。
今いる場所よりも、当時記憶の景色は、ずっと明るかった。
体験がきっかけで「記憶の葉」が反応するのは、12話でも起こっている。

【出典】『ケムリクサ』第12話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
わかばに会ったことで、「記憶の葉」が反応し、りんの対応が一瞬遅れた、
というのが、このときの推測だ。
輝いているわかば?
明るく見えていることとは別に、
わかばに「輝きのエフェクト」もついている。
しかしこのキラキラは、
その人が「好きなもの」について語るとき、しているとき限定の効果のはず。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
わかばがキラキラするときは、「めっさ気になる」ものを見つけたとき、
特にケムリクサ関連のものへの反応が強い。ケムリクサアホだナ。
じゃあこのときは、ケムリクサで動いているりんたちに、反応していたのか?
…というと、どうもそれも違う気がする。
なぜなら、このあと拘束されたわかばは、
りんたちに対して好奇心的な興味は抱いていなかったからだ。
それよりも、みどりちゃんに興味を示してキラキラしていた。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
ではこのときわかばがキラキラしていたのは、なぜなのか。
二通り考えたので、それぞれ説明しよう。
りりの反応でキラキラして見えた?
そこで、一つ前の考察を思い出して欲しい。
このとき一瞬、りんの「記憶の葉」が反応していたのではないか、という考察だ。
「記憶の葉」の元は、りりの記憶。
りりの「好きなもの」はなんだったか?
りりがキラキラ輝いていたのは、作中二度ある。
「ケムリクサの話をしているワカバ」を見ていたときと、「ワカバと一緒にいる」ときだ。

【出典】『ケムリクサ』第11話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
ぶっちゃけると、りりの「好きなもの」は「ワカバ」だ。
つまりこのときのわかばは、
りりの記憶が反応して、りんの視界でキラキラ輝いて見えていたのではないだろうか。
一目惚れとか、そういうアレではないと思う。
あくまで、「りりの反応」。
なお、最終的にりんがわかばを好きになったのは、「記憶の葉」のせいではないことは、
りんが自分で確かめているので、ご安心下さい。(第11話)

【出典】『ケムリクサ』第11話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
修復したてでキラキラしていた?
もう一つ考えられるのは、
ミドリイロのケムリクサによる「修復」効果が作用した際の輝きである可能性だ。
(こちらの方が、筋が通っていて有力だと思っている)
理由は単純で、この後、わかばがみどりの葉を全身に撃たれた際にも、
キラキラのエフェクトが見られるからだ。(1話、2話)

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
これらのシーンでは、わかばが「好き」を語っていて輝いているわけではないことが明らかだ。
故に、最初に登場したときのキラキラも、わかばに「修復」が作用した直後である、
と推測できる。
これは、先に考察した「わかば登場」の、さらなる裏付けにもなる。
りなたちは、早速みどりちゃんの葉を使っている
逃げるわかばに、りなたちは次から次に攻撃を仕掛ける。
このとき、スカートや瓦礫そのものが、緑色に発光している。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
どうやら、自身が取り込んでいた瓦礫を武器として取り出すのに、
みどりの葉のエネルギーを消費しているようだ。
おそらく、水の消費が抑えられるため。
流血するわかば
りん「あかむしだ。」
頭から赤い血を流しているのを見て、りんはわかばをあかむしと断定した。

【出典】『ケムリクサ』第1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト
額は血が出やすいとは言え、結構ヤバい量が出ている気がする(笑)。
出血部が、心臓より下にあるのはよろしくない。
次回、第1話Bパート前半!
ようやく、第1話Aパート終了!
文字数にして、実に2万文字以上になってしまった。
Bパートもこの調子でいきます!

引き続き、お付き合いいただけると、幸いである。
もしよければ、右のプロフィールや、記事下のフォローボタンを押してもらえると、タスカル。
筆者のやる気が上がり、更新頻度が早くなります。

コメント
わかば誕生の考察
めっさ分かりやすかったです
本編が終わってからはこちらのサイトの更新が待ち遠しくてしかたがありません。
>nobu 様
ありがとうございます。点在していた謎が、線になっていくのが、書いていても楽しかったです。
なんと!それは嬉しいですね。 ほぼ日更新ができるように、頑張っていきます。
わかば登場シーンで飛び散る破片が正方形なのに違和感がありましたが、「コストの都合かな?」程度で、種というのは思いつきませんでした。面白いです。
ただ11話で割って使っていたように、四角い外枠は種そのものではなく保存用の入れ物だと思っています。また、ミドリは「治す」なので、新規にペーストしたというより何かを元に再生する方が自然に思います。
個人的にはワカバ情報が12.1話の世界(ケムリクサ?)に保存されていて、それに繋がりうるケムリクサの種(ケース入り)をミドリちゃんが回収し、水とミドリの力でわかばが再生されたのかなと思っています。
これが確実とも思いませんが、背中の異物や飛び散る破片の形など、確かな意図と意味がある描写に気づいて想像が膨らむのは楽しいですね。
私も最初破片を見たときは、「なんか安いな! しょうがないか!」 とか思っていましたw
しかしよーく見ると、前後のシーンでも映っていて、何か「意図」を感じてしまいました。
種のケース。そうですね。私も「種」そのものの役割をするのは、中心の球体だと思っています。
11話で発光したのが、そこですからね。
みどりはみどり、種は種で別々に作られた、ということですね。なるほど。
種はあかぎりに晒されると無効化されてしまう様子だったので、後から生成されるように仕組んだのかなあ、
なんて思っていました。
色々考えられるのは楽しいですねえ、本当に。
12.2話が来れば、さらになにかわかるかもしれない…! そして同時に、さらにわからないことが増えるのでしょうw
こんばんは! Ugさんの考察はとても面白くて、いつも楽しみに拝見しております。
ついにわかば誕生!という事で、コメント致しました。
キラキラの話とても面白かったです。単純に記憶の葉に影響されたりんの視点!で思考停止していたので、みどりの修復能力でのエフェクトというのは新鮮な驚きでした。
1話のわかばの映るシーンはすべて、りんの観察を通した映像だと思ってました。ww
わかばですが、
ワカバがりりに話した「時間がかかるかもしれないけど また会える」という約束の実行として、
ワカバがみどりへ「自分の種子をみどりに保存」指令をしていたのかと考えてました。
種子の発芽(ワカバ再生)時期は水切れで赤い木が枯れた後。
けれど、赤い木の猛攻が厳しくて、このままでは種子を護れず枯れてしまう事が判ったため、
みどりは自主的に木の根を伸ばして種子を、まだ水があるだろう、りりのいる1島方面に送ろうと伸ばしたのではないかと。そして壁のところで力尽きて動けなくなってしまう。
その後姉妹が根を回収し、1話にきてようやく充分な水があることを確認したみどりが
種子を水に落として、わかば発芽! という
「ワカバは宇宙人だから種子(コア)が保存されていればみどりのケムリクサで再生可能。ナメック星人じゃないから記憶はリセットするけどな説」&「みどりにもシロ的な意思がある。しゃべれないだけ説」と考えていました。
でも、わかばの再生条件が「ある程度大量の水」だと、7島で抱えていた水でわかばの再生は可能なんですよね。。
それにしても、1話と12話視聴後での、わかばへの印象の変化のギャップが凄かったです。ww
1話ではどうしても話し方がうざいキャラだな。。とネガティブな印象だったのですが、こういう印象操作も監督の演出の内なんでしょうか。 だとするとホント凄い演出才能です!
>風原士郎 さん
申し訳ありません! なぜかあなたのコメントが、自動スパム判定されており、埋もれているのに気づくのに時間がかかりました…。
恐らく、たくさんコメントを書いて頂いた故、だと思います。 せっかくこんなに書いて頂いたのに、なんと失礼な事を…!
本当にすいませんでした。 内容、しっかり返答していきます!
いつも楽しみしていていらっしゃるとは、とても嬉しいです!
「わかばのキラキラは、りんへの無意識の興味=一目惚れ」という解釈が、結構主流になっている気がします。
まあ素敵な話ですからね…。
しかし私の考えは、既に記載した通りです。
あそこの「キラキラ」は、りんとわかばの関係の比喩ではなく、わかば再生の伏線だったと考えています。
現時点の推測になりますが、あのときのワカバの目的は「りりを守ること」、そして「りりを一人にしないこと」だったのかな、と思っています。
その解決策が、まず「赤い木を止める」こと。そのために「みどりで水を吸い上げる」、さらにそのために「自分を苗床としてみどりを発芽させる」。
そしてその上で、あなたの言う「自分をみどりに保存」ということも同時に実現できると考えたのでしょう。
水に反応して、わかば再生プロセスが発動した、というのは、おもしろいですね。
何かしらの条件が必要だったはずだとは思うんですが、なぜあそこまで巨大に成長した木からは、ワカバは再生されなかったのでしょうね。
確かにそこは謎なんですよ。
7話の時点で、あの大木は枯れていたとしても、枯れる前の時点で、1話時点のみどりちゃんより、遥かに巨大に成長していたんですよね。
発見した「苗木」の部分が、重要だったのか…?
今後も考えながら、進めていこうと思います。
いやー、最終的に、わかばは超かっこよくなりましたからねえw
旧ケムリクサを視聴済みだった私は、わかばの登場にそこまで嫌悪感は無かったのですが、
旧版より、なんかナヨナヨしてるな、くらいには、やっぱり感じていました。
しかし、1話であかぎりに飛び込んだ時点で、「やるやんけ…。」と速攻手のひら返しでしたw
キャラの印象が変化していくのは、狙っているでしょうねえ。そこがホント素晴らしくもあり、恐ろしいところですw
たつき監督はじめ、ヤオヨロズの皆さんが、いつかまた新しい世界を見せてくれるのが、本当に楽しみになってしまいますね。