【ケムリクサ考察】第6話 Aパート 中盤

アニメ

アニメ『ケムリクサ』の考察をしていきます。

内容としては、裏設定とか、各要素のモチーフなどを考えることより、

物語をつぶさに観察して、世界やキャラの深みを掘り下げていくことに特化しています。

※筆者個人の考えに過ぎませんので、参考程度にお読み下さい。

※共感の他、間違いや別な意見などもあれば、

 遠慮なくコメントして(本ページ下部から)頂ければ幸いです。

※最終話までの視聴を前提に書いています。ネタバレ必至です。

 

作品の公開順に追っています。

ここでは、第6話Aパートの中盤(りくとわかばの談話)について。

過去の記事こちら

【ケムリクサ考察】まとめページ
アニメ『ケムリクサ』の考察をしていきます。 物語をつぶさに観察して、世界やキャラの深みを掘り下げていくことに特化しています。 皆様の参考となれば幸いです。

第6話 Aパート 中盤

※以降のセリフの引用(❝ ❞内)は、全て

『ケムリクサ』第6話(©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト) を出典としている。

わかばと話をする、りくの目的は?

りく「まあ座れよ。」

わかばが、りつの仲間とわかったことで、

ゆっくりと話をする場を設ける、りく

ご丁寧に、腰掛けられる場所まで案内してくれた。

【出典】『ケムリクサ』第6話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

 

…かと思いきや、話の終わり際には時間が無い」とも言っている

りく「あぁ~? 俺、時間ねぇんだよなあ。」

しかし別に急いでいる風でもない

一体に何が差し迫っているのか

 

「時間が無い」?

これについては、次のことから容易に想像できる。

 

9話にて初めて登場したりょくが、

無駄に葉っぱ使いたくない」と言って、

すぐに引っ込んでしまった。

これはつまり、行動するだけでも

記憶の葉に残されたエネルギー、すなわち寿命は削られていっているということ。

これは、りんたちの本体の葉が、移動だけでもを消費しているのと、同様だ。

 

このことから、りくの言う「時間が無い」とは、

「残された時間が少ない」という意味だろう。

そのため、急いで行動するよりも、消耗を少なく穏やかに行動するほうが良い

 

ゆっくり話をする目的は?

しかし、そうとはいかず、急ぎ行動する事態というものが存在する。

例えばそれが、りんたちのが尽きたときや、

何の備えも無く赤い木に近づこうとしているとき

そうなれば、寿命を気にしてもいられず、急いで助けなければならない

もし4話のヌシと遭遇したところに、りくたちが出くわしていたら、

なりふり構わず、助けに入っていたのかもしれない。

 

だからこそりくにとって、

わかばからりつたちの現状」を知ることが、

このときの最大の目的だった。

 

腰を据えてじっくりでも、正確で精細な情報を知る必要があった。

りく「んで、おめぇら今どこ向かってんだ? まだあんのか?」

赤い木に近付こうとはしていないか? はまだあるのか?

現状が切羽詰まっているなら、何かしら手助けをしなくてはならない。

だが今のところ、とりあえずは大丈夫そうだと判断した

わかば「ええ、でももうほとんど残ってなくて、それで湖に…って。

 明日から、行ったことない場所通るって、聞いてます。」

りくなるほどなー。 そんでこの辺にいんのか。

 確かにそろそろ水も近いな…。」

水は残り少ないが、湖が近いから問題無さそう、と考えたようだ。

さらに、赤い木」について警告した。

りく「ま、おめぇらは近づくな。 そっちは俺らがどうにかするわ。」

理想は、りくりょくりょうの3人で、赤い木を排除したかったのだろう。

 

自身が現状把握することと、りんたちに驚異を警告すること

りくが腰を据えてでも行いたかったのは、この二つだろう。

それを終えたりくは、さっさと去ろうとした、というわけだ。

 

がさつだが、姉妹想いなところは、他の姉妹と変わらない。

 

 

脱線してしまう、りく

上記のような目的を持って、わかばと談話する場を設けたにも関わらず、

思いがけないものを目の当たりにして、初っ端から話が脱線してしまう。

りく「あ!? お前、触り心地わかるやつなんか?」

【出典】『ケムリクサ』第6話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

石の上に座ったわかばが、座り心地を整えた様子を見て、

「触覚が理解できるやつ」だと、りくにはわかった。

 

りく「おっ… おまっ… おおおおお~!

りく「おぉ~! 話せるなぁ、おめぇ!」

もの凄いテンションの上がりようである。

【出典】『ケムリクサ』第6話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

好きなもの」は、自分一人にしかわからない。

これが姉妹たちの常識であり、

共感」できることは、この上ない喜びともいえる。

5話でりつが、みどりの葉の魅力ついてわかばに詰め寄ったのも、

まさにそのためだった。

りくも例外ではない。

りく「これなかなか通じねぇんだよなあ。

 特に、“痛い”は、グッと来るよな!?

 『俺、生きてるぜぇ…』って。」

触覚に快感を求めぬいたことで、だいぶレベルが上ってしまったのか、

痛い」のも良いようだ。

そういえば、座るときも、尻を打つくらいの勢いでドンと座っていた

【出典】『ケムリクサ』第6話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

石の上に尻から飛び乗れば、そこそこ痛いだろう。

これくらいが、りくにはちょうどいいのだろうか。

 

その割には、背中を叩くよりも、背中を掻くくらいが「最高」とのこと。

りつくらいの力で掻くのがちょうど良いらしい。

りく「あ”ぁ”~さいっこ~…。 これ自分でやってもなんかちげんだよなあ…。

 それこそりつが上手ぇんだがなあ…。」

また、腕力最強と思われるりょうの力で撫でられるのは、あまり好ましくないようで。(12.1話)

撫でたり掻いたりする場合は、痛いと良くないのか?

基準がよくわからん…。

 

…とまあ、りく触覚についてわかば共感できたことで、

そもそも話すべきことを、一旦置いてしまっている

 

 

死んだと思っていたのは勘違い?

話の流れから、りくが先に聞き出すことになったのは、残された姉妹の安否だ。

そこで、りくりんたちの姉妹ということを、わかばは知る。

わかば「お知り合い… なんですか?」

りく「当たり前だろ! 一緒に生まれたんだからよ。」

わかば「え…!? あれ…? じゃあ、りくさんって… ご姉妹の?

りく「だぜだぜ! あいつらどしてんだ? 元気か?

わかば「ええ! 皆さんお元気ですよ!

 りつさんもですし、りなさんは食べられるもの探して、ピョンピョンしてたり(笑)。」

りく「ししししっ(笑)。 りなは相変わらずだな。」 

わかばは、りくは死んだ」と直接りんたちから聞いたことはなかったが、

言葉の端々から、他にも姉妹がいたが、既に死んでいると把握しているはずである。

そのため、目の前のヒトが、死んだと思っていた姉妹だと知って、「あれ?」一瞬考えている

 

「死んだと思っていたヒトが、実は生きていた」

とわかったら、普通はどうするだろう

まずは、どうして」「なぜ」生きていたのか

それを問うだろう。

 

死んだと思われている側も、

第一に「こういう理由で」生きていた、と答えそうなものであるが…

りくにとっては重要な問題ではないらしい。

そんなことは二の次に置いておいて、話題は姉妹の安否に進む。

わかばは、「なぜ生きていたのかを聞くタイミングを、逃してしまった

 

わかばからしても、最近知り合った人達の姉妹に対して、

「私は、あなたが死んだと思っていたんですが、

なぜ生きていたんですか?

とわざわざ聞くのも、おかしい話である。

【出典】『ケムリクサ』第6話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

 

実際目の前で生きているのを目の当たりにしたのだから、

「”りく“というヒトが死んだと思っていたのは、自分の勘違いだった。」

あるいは、

りんさんたちが、死んだと勘違いしている。」

という考えに結びつくのが、自然だろう。

 

わかばは、りくがどうやってりんたちと別れたのかも知らない

例えば、りくがガケから落ちてしまったのを、りんたちが「死んだ」と勘違いしてしまった

という発想をすることもできる。

これなら、現状にも矛盾は生じない

 

謎は多いが、わかばの中ではそんな風に考えることにしたのだろう。

わかばの性格から考えても、深く詮索することは遠慮しているのかもしれない。

 

後のりょうの場合 (9話)

この点りょうの場合、ほぼはっきりと「死んだ」ことが明示されていた

(4話夜にて、りょうの話題で空気が重くなった)

また、9話の時点では、わかばも姉妹とより親密になっていたということもあり、

気兼ねなく聞き出せたのかもしれない。

 

 

赤い木を、どうやって知った?

作中では、ここで初めて、この世界最大の脅威である「赤い木」の存在が示唆される。

りく「俺は… ま、下調べっつーか、現状把握っつーか…

 『アレ』がどうなってるか一回見とくかっつーか。」

わかば「アレ?」

りく「おめーわかるか? あっちのアレ。 じんわりと温いだろ。」

この「赤い木」の存在をりんたちが知るのは、7話の湖の奥の壁を越えたところである。

今いる六島からは、熱源を感じることに長けたりくが、「じんわり」感じる程度であるが、

それを何とかしないと、姉妹に危険が及ぶという事実は把握している様子だ。

つまり、

赤い木が根を伸ばしつつあり、そこからあかむしが量産されている」

赤い木こそが世界(船)を滅ぼす元凶である」

ということを、この時点で知っていたと思われる。

 

ということは、りくりょくりょうの3人(以降、裏姉妹)は、

この時点で少なくとも

湖(七島)の奥の壁までは行ったことがある可能性が高い。

りょくの視力なら、その地点で、りんわかばと同様に赤い木を視認できる。

【出典】『ケムリクサ』第7話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

 

問題は、湖の周りが、高いで覆われていたことだ。

ケムリクサを操作できるりくでも、の操作はできなかった

これは、りょくの日記に明記されている(8話)。

【出典】『ケムリクサ』第8話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

わかばにしか操作できないようだし、破壊された形跡もなかった。

 

壁を通らずに、赤い木の存在を知ることができたのは

なぜなのか?

 

仮説:壁は移動の妨げとならなかった

この謎に対し、ここで一つ仮説を立てる。

ここからは、何の根拠もない筆者の完全な憶測となるので、笑いながら読んで欲しい。

 

裏姉妹は、島の移動に大きな制約はなかったのではないか。

要は、壁を無視して移動ができる、ということだ。

裏姉妹は12話ラストで消滅した後、再び12.1話で別の場所に現れていたが、

あんな感じに、ほとんど瞬間的に移動する。

現世と地形がリンクした「保存されてた葉の中」を移動しているのかも。

あるいは、保存の葉」を通して、「保存された世界」を行き来できた、とでも言おうか。

【出典】『ケムリクサ』第9話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

 

ただし、双方を移動するのにはエネルギー(寿命)を消費するし、

移動先がどうなっているかは、移動してみないとわからない

さながら、地下を移動して地上に出るようなイメージだ。

 

だから、当てずっぽうに大移動したりはできない

水を消費するし、出た先であかむしに囲まれて戦闘になったら、

寿命が尽きてしまう。

 

文字だけだとわかりづらかろう、と思い、

これらの仮定を、簡略図で表してみた。

 

補足:12.1話の世界と同じ場所だったかも?

上記仮説とは直接関係ないことだが、

保存された世界は、もしかしたら12.1話で登場した世界同じなのかもしれない、とも考えた。

3人が初めて訪れたような反応をしていたのは、

周囲が明るくなって全容が見えたのが、船の機能が回復したあのときが初めてだったから。

【出典】『ケムリクサ』第12.1話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

それまでは、小さい葉を通して見ていた「保存された世界は、

さながら、ろうそくの火で足元を灯す程度にしか、見えていなかったのかもしれない。

 

補足:裏姉妹だけで赤い木を倒せる算段だった?

かなりぶっとんだ憶測になっているが、

それでも、

裏姉妹には壁を越える何らかの方法があった

のは確かである。

 

そうでなければ、

裏姉妹だけで赤い木を倒そう、

とは考えるはずもないのだ。

6話のりくは、「俺らで何とかする」「近づくな」と言っていた。

9話のりょうは、赤い木と戦う気満々だったし、

九島の壁を越えられなくて困っていた様子ではなかった

あくまで、「りんたちが壁を壊すのに協力」してくれただけだ。

 

仮にりくが六島の時点で、

触覚だけで「赤い木が元凶」ということを知れたのだとしても、

壁を越えられないのであれば、秘密裏に赤い木を倒す下調べをしているなんて、おかしい。

そもそもそこまで行けないのだから。

生きている姉妹に、真っ先に情報を共有するのが妥当だ。

 

裏姉妹だけで赤い木を処理できる算段だったということは、

はその障害にはなっていなかったはずだ。

 

補足:裏姉妹が七島の壁を越えたのはほぼ確実?

りんの記憶の葉の中に宿った九島以降は良いとして、

それ以前の七島の壁も、裏姉妹は越えて来ている

6話で六島にいた裏姉妹が、9話では九島まで移動していた。

この事実も、前述の仮説の裏付けとなるだろう。

 

これについて、「裏姉妹は最初からりんの記憶の葉の中にいた」、

という考えは、私は持っていない。

これまでも何度か説明したが、

八島以前のりんたちの現状を裏姉妹は知らなかった」という事実があるからだ。

 

補足:七島まで行けたとして、なぜりくは六島に?

裏姉妹が七島以降に行けていたなら、なぜ六島でりくが彷徨いていたのか

これについては、赤い根が及んでいない七島より手前で、

使えそうなケムリクサを収集していたのではないかと思っている。

死後、アイイロを見つけていたようだし。

【出典】『ケムリクサ』第6話 ©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

 

仮説のまとめ

まとめると、

を越えられた」、「赤い木が元凶だと知っていた」、

という二つが根幹となり、

現状把握・下調べ」、「戦闘は一回きり」、「葉に保存されていた

などの事を合わせて推測して、

保存された世界との行き来を利用して、島間も移動できていた」

という仮説を述べた。

これにより、七島より奥のどこかで、赤い木を確認したのだろう。

 

 

次回、第6話 Aパート 後半!

裏姉妹壁越え説が、予想以上に膨らんでしまったので、今回はここまで。

 

次回!

りくのケムリクサ指南!

【ケムリクサ考察】第6話 Aパート 後半
アニメ『ケムリクサ』の考察をしていきます。 物語をつぶさに観察して、世界やキャラの深みを掘り下げていくことに特化しています。 皆様の参考となれば幸いです。ネタバレ必至です。 ここでは、第6話Aパート後半について。

 

ここからも引き続き、お付き合いいただけると、幸いである。

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コメント

  1. 風原士郎 より:

    更新お疲れさまです。
    りくが6島にいた謎は「監督に聞きたい謎リスト」のひとつでした!

    ugさんの仮定考察面白いです! フネの内部世界が多重構造で、記憶の葉に保存された世界と現実世界とを行き来出来る、という発想はありませんでした。
    ※裏姉妹は9島以降に記憶の葉に保存された、の話は衝撃的でした。詳細をぜひどこかでお願いします。

    私個人的には、6話時点で裏姉妹は「7島の先の方向に熱源があり、ヤバい臭いがやってくる」以外の情報は持っていなかったと思っています。7島から先はりんたち一行と同じ速度で情報を得ていたのではないのでしょうか。

    裏姉妹は亡くなった直後から記憶の葉に保存されて眠っていた。(OPの絵)
    裏姉妹が目覚めて、現実世界に出現するきっかけは、所有者であるりんの強い「感情の動き」ではないかと。
    ◆4話のヌシ戦で弱点を突こうとりょくの目のチカラを強く使った際の感情。
    ◆未知の6島では1島に戻るきっかけとなったりくの死に対する強い思い。
    ◆9島の未知の壁に対するチカラ不足と知識不足から、りょう、りょくへの感情。
    ※りんが夢の中で裏姉妹に助けを求めている というようなイメージです。

    目覚めた後しばらくは記憶の葉をコアにして現実世界を行動可能。
    ◆記憶の葉は1枚なので身体は1つ。
    ※りんの身体は使っていないと思っています。(監督のミスリード)
    ◆1度に何人もの意識が起きていると消耗が激しいため、他の姉妹は通常寝ている。
    ※3人の間で極端に情報共有がされていないのは、この為なのではないでしょうか。
    ◆記憶の葉が無い事をりんに悟られないように、りんが寝ている間だけ行動。
    ※りんや他の姉妹がいつ目覚めるのかをどうやって判別するのかは不明です。ww
    ◆死ぬ直前までの記憶があるので、心残りがあればそれを解消する方向に動く。
    ※りくは6島で感じたアレの正体を知りたくて調査していたのではないでしょうか。

    でもこの案だと監督が演出していた「まるで幽霊のように自由に出現して消える演出」の説明が出来ないんですよね。やはりugさんの考察の「瞬間移動」なのか。。。
    赤い木の根も床の中を移動していましたし、アカムシも根の中を行き来出来ていましたし、裏姉妹たちもバックアップHDDの記憶の葉を通して、基盤の葉の中を自由に移動出来ない理由はないですね。

    PS.
    わかばが、りくが生きている理由を聞かなかったのは、単に初対面のヤンキーが苦手だったからかもしれないですね!ww

    • ugug より:

      監督にたくさん聞きたいですね…。
      そして聞いても、もはやわからなくなっているのかもしれませんねw
      だからこそ、これだけ大量に自由に考察させてもらっているわけですが。

      この仮説は、ほとんど妄想みたいなもんで、ここで公開すべきか悩みました。
      ですが、壁を無視できている理由が特に思いつかなかったため、恥ずかしながら大公開、という感じです。

      ※について:9話ラストで、裏姉妹がりんの記憶の葉の中に入った、というのは、視聴者の共通認識だと勝手に思っていました。ち…違ったのか…!?
       12話で登場時に、「りんちゃんの記憶の葉の中にね~」と言っていたので、あの時点では確実ですね。
       9話ラストでは、りんが一瞬、りょうに見えました。あれは錯覚ではなく、実際にりょうだったのでしょう。
       たつき監督の物語では、心の声や、回想、幻覚など、そういった現実には見えないものを、作中でほとんど表現しないのが、一つの特徴だと思っています。
       なので、あのりょうは幻覚ではなく、りょうがりんの記憶の葉の中に宿れたことを表しているのだと考えています。
       しかしそれは、いつでもできたわけではなく、あくまで偶発的なものでもあって…
       …長くなりますねこれは。続きは、9話の考察時に詳しく話しましょうかw お楽しみに!

      りんの感情に呼応して、裏姉妹が動く、っていうの、アツいですねえ。
      記憶の葉だけが体を飛び出して、別な場所で目覚める、という感じでしょうか。
      演出の都合上か、姉妹たちの体内の葉が、見えたり見えなかったりするのが、またややこしいんですねえ。
      りんは、「自分の葉、りょくの葉、りりの記憶の葉」の3枚を持ってて、それが常に見えてくれていればいいんですが、
      この事実を説明してくれてるシーンでは、葉が1枚しか見えてなかったり…。
      なにか… なにか一つ情報が欲しい…。 裏姉妹が壁をどうやって移動したか、だけでも…!
      そうすればもっとはっきりと論じれるんですが。

      りくヤンキー、確かに初見は怖いですねw
      でも結構他のことはグイグイ聞いてるんですよ。クサの使い方とか、世界のこととか。
      聞きたそうで聞いてないのが、生きている理由、という、りく個人に対する踏み込んだ話だった、
      ということで、記事内のような考察に至りましたね。

      改めて色々考えられます。ありがとうございます。

  2. 風原士郎 より:

    >9話ラストで、裏姉妹がりんの記憶の葉の中に入った、というのは、視聴者の共通認識だと勝手に思っていました。ち…違ったのか…!?

    。。。∑(゚д゚;)  
    連投すみません。二度目の隕石を食らったような衝撃だったので。。w
    「亡くなった直後から記憶の葉に保存されていた」派の方が大多数だと思っていました。なのでugさんはあえて別の仮説を立てられたのだと!

    説の根拠はブログで写真UPされている9話中盤でのりょうの「死んだと思ってたけどこの葉に保存してもらってた」まわりの発言です。
    りくより先に本体の葉の散ったりょうの身体にある、あの葉が記憶の葉でないとなればまた別の話ですが。。(ただあの葉が記憶の葉だとすると、この後のりょくの記憶の葉の持ち主を聞くくだりは矛盾します。喋ってないでその場でりょくの中の葉を操作すればいいので)

    これは、ぜひとも他の方のコメントを拝見したいところです!