ゼノブレイド2 ラウラの”夢”を受け継いでいたのは…

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物語をちょっと深める、コラム記事

考察している内に、グッとくるポイントを見つけたので、紹介します。

 

ラウラの”夢”とは…

ラウラは、10歳でシンと同調し、その際に、母親の雇われ元(ゴウト)に重傷を負わせたため、

逃げるように母の元を離れました

シンとは一緒ではあるものの、このときから孤児となります。

以降、生涯母に会うことはできませんでした。

 

そうした過去を経験しているからか、

ラウラは、旅の道連れとなったサタヒコミルト家族」になろうとします。

 

さらに旅の終盤では、ラウラは「自分の夢」を明確に持つようになります。

それは戦災孤児たちの家』を作り、共に暮らすこと

ラウラは、自分の過去と現在の経験から、その延長上にある『未来』を思い描きます。

しかし、ラウラ志半ばで、命を落とすこととなります。

 

ラウラの願いは、ここで途絶えてしまうのか…?

 

『未来の萌芽』を宿したのは…

ラウラが夢を語っていたとき、実はミノチがこっそり聞いていました。

 

 

そして時は流れ(470年程)、

 

ミノチコールと名乗り、ヴァンダム傭兵稼業を行っていました。

この頃は、まだ傭兵団ではなく、フリーの二人組での活動です。

二人がどうして組んでいたのかは不明ですが、

意気投合した二人は、お互いに影響し合ったはずです。

ラウラの影響を受けたミノチ、そのミノチに影響を受けるヴァンダム

傭兵として戦場を駆け巡っていた彼らは、当然戦災孤児にも出会い、

様々な葛藤があったことでしょう。

 

やがてミノチは、劇団を作り、そこで子供たちを育てると考え、実現します。

イオンはその子供の一人です。

子供達は皆 強い子だ』と発言しているため、

子供はイオンだけでなく、複数人養っていたようです。

 

 

一方ヴァンダムは、傭兵団を作り、そこで子供たちを育てると考え、実現します。

傭兵団を作ったきっかけとなったのは、息子の死のようである。

決して傭兵の戦力として育てていたわけではなく、子供の未来は、子供の自由意志に任せていました。

まさに、『戦災孤児の育ての親』となっていたのです。

しかしヴァンダムも、傭兵団の団長のまま、命を落とします

 

だがしかし!

ここでも途絶えることはありません。

 

ラウラの願いを受け継いだ『誰か』

ラウラからミノチに受け継がれたように、ヴァンダムの意志も受け継がれます。

新しい団長としてヴァンダムが選んでいたのが、ご存知レックスです。

 

レックスが、戦災孤児の受け皿となっていた傭兵団を引き継ぎ、

それどころかアルスト最大の傭兵団にまで成長させます。

 

レックスは、ラウラのことは知らないし、当然彼女の”夢”なんて知っているはずがありません。

しかしラウラの願いを受け継いだ誰かに、レックス自身がなっていたのです。

『お前が死んだ後に世界の破滅を誰が止めるというシンの問いに対し、

意志を受け継いだ誰かと回答したレックス。

決して責任を放り投げているわけではありません。

レックスラウラの願い受け継いでいたのですから。

 

本人の知らぬところとは言え、この答えを既に自ら体現していたレックスの言葉だからこそ、

シンにも届いたのかもしれません。

ほんまもんのヒーローやで、レックスさんは。

 

世界樹上層で、シンを引き止めたラウラの幻影(精神体?)。

自分の願いを受け継いだレックスの”答え“を、

シンに聞いてほしかったから、止めたのかもしれません。

このムービーシーンは、シアターモードでラウラの願いと名前が付けられています。

 

ラウラからミノチに、ヴァンダムに、そしてレックス受け継がれている願い

実に感慨深いです。

 

 

イーラ編クリア後だと、レックスのカッコよさが倍増しますね。

クリア後改めて本編をプレイするのを、オススメします!

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