『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、スマブラSP)の、
上級者への上達を目指す中級者のためのテクニック・知識の数々をお伝えしていく。
前回は、『着地隙』について解説した。
今回は、『着地』に関する、さらに補足的な知識や応用を紹介する。
地味だが役立つ、着地のテクニック
ふりむき着地
着地しながら振り向くことができる、豆知識的テクニック。
着地後硬直は、通常の着地と変わらない。
着地の9フレーム以上前から、Lスティックを後方に入力し続けることで、ふりむき着地となる。
これはどうやら、全ファイター共通の仕様のようだ。
また、攻撃や回避中に着地した場合は、適応されない。
9フレーム前って言われても、よくわからん。 と思うだろうが、
これは各ファイターの、「小ジャンプ高さくらいまで降りてきたあたり」、と覚えておけばよい。
(小ジャンプした場合は、降り始めたあたりから後方入力していれば、ふりむき着地ができる。)
実用性は？
弱攻撃や下強攻撃などを、最速で後方に出せる。
また、前方ステップが瞬時に出せる。
前方ステップは、後方ステップより移動開始がわずかに早く、移動距離も長い。
詳しくは過去記事参照。
しかしこれらは、非常に短い時間(数フレーム)内での話なので、
よっぽどの上級者同士の戦いでなければ、そんなに気にしなくてもいいだろう。
どちらかと言うと、
いつの間にか逆を向いている、
ということが起こりやすいといえる。
着地直後にシールドして、ガードしてからつかもうとおもったら、逆を向いていた、
というような事象だ。
ふりむき着地が意図せず発動して、こうした事態になり得るので、
把握しておくことで、いざというときに素早く気づけるようにしておこう。
ため(チャージ)着地キャンセル
ため(チャージ)系の必殺ワザで、ジャンプキャンセル可能なもの限定。
(サムスNB、ドンキーコングNB、ミュウツーNB、ルカリオNB、ルフレNBなど)
着地寸前に空中ジャンプすると、着地時に必殺ワザがキャンセルされる。
直前、とは、約5フレーム以内(ワザによる)。
原理について説明する。
チャージ中に空中ジャンプを入力すると、即座にジャンプせず、
まず「チャージ行動解除」がされる。
この解除に約5フレームかかり、しかし落下は継続しているので、
この間に着地すれば、空中ジャンプがキャンセルされ、通常の着地になる、ということだ。
チャージをフェイントして、あらゆるアクションにつなげることができるので、実用性は高い。
チャージ系のワザで、ジャンプキャンセルできるものは、
着地寸前に空中ジャンプすると、着地同時にキャンセルできる。
フェイントして、スマッシュだってできる。
ルカリオのNB(波動弾)の他、ミュウツー、サムス、ドンキー、ルフレのNBなどでも可能。#スマブラSP #SmashBrosSP #NintendoSwitch pic.twitter.com/JtAioJt4an— ug (@ugniconico) January 21, 2019
空中攻撃着地キャンセル
前回解説した「着地隙」を応用したテクニックである。
着地隙の小さい空中攻撃を、発動直後に着地してすぐ次のアクションに繋げていく。
言うは易し、だが、実用には小ジャンプや急降下も織り交ぜる必要があるので、
行うは難し、である。
例えばマリオは、着地隙が小さくて発生が早い空中攻撃が豊富なため、
このテクニックは非常に有用性が高い。
持続の長い空Nを着地でキャンセルするのは、特に有効的である。
また、カービィの空前のように、連撃の最後だけふっとばしが強い攻撃は、
あえて最後の一撃だけ着地キャンセルし、
ふっとばさず留めておいた相手に、さらにコンボを繋げる、ということもできる。
↑空前の３打目をキャンセルし、横スマッシュを当てている。
上記はほんの一例にすぎず、
小ジャンプと急降下さえ駆使できれば、いくらでも応用が効く。
操作に自信が無ければ、まずはこれらのアクションが安定するよう、練習を重ねると良いだろう。
小ジャンプ等については、下記を参照してほしい。
自分のファイターにできることを見直そう
着地に関して、
豆知識的な「ふりむき着地」と、
地味だが実用的な「チャージ着地キャンセル」と、
前回の着地隙を応用した「空中攻撃着地キャンセル」
の３つを紹介した。
この内、前者２つは使えなくてもそれほど大きな影響はないだろうが、
最後の「空中攻撃着地キャンセル」は、
ファイターの飛び道具や、リーチのあるなしに関わらず、全てのファイターに応用できるため、
上を目指していくならほぼ必須のテクニックである。
というより、強くなってくる内に、無意識で使いこなせている人もいるかもしれない。
だとしても、
自分のファイターの、空中攻撃の発生・持続・着地隙を把握し、どう繋げれば効果的か、
まずはそれを見直すだけでも、さらなる上達に大きく貢献することだろう。
次回は、『メテオ(メテオスマッシュ)』について。
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