『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、スマブラSP)の上達に向けた、
基本かつ重要なテクニックの数々をお伝えしていく。
前回までで、攻・守それぞれの基礎知識を伝授してきた。
これらを習得したなら、どのファイターを使っても、基本的な動きが可能となっていることだろう。
さて、スマブラの大乱闘を勝ち抜くためには、アイテムを活用することもあるだろう。
「アイテムなしでやるから、どうでもいい」 なんて思う人もいるかもしれない。
しかし、例えばオンラインの『だれでも』乱闘に参加すれば、相手のルール次第で、
「アイテムあり」の試合に参加することもあり得るのだ。
真に強い者とは、アイテムがあろうが、ギミックがあろうが、
順応し勝ち続けていける者だろうと、私は思う。
というわけで、今回は『アイテム』に関するテクニックや豆知識、ちょっとした小技を、
お伝えしよう。
初級編最後となる。(たぶん)
基礎的な知識は、ゲーム内で調べておく
まず、アイテムの効果など、最低限の知識は、わざわざここで説明する必要はないだろう。
ゲーム内の、『トレーニング』にて、各アイテムの基本的な使い方が書いている。
『モンスターボール』で出現する、各ポケモンについても読める。
同じく、『アシストフィギュア』たちの詳細も読める。
さらに詳しい内容は、『スマちしき』にあるので、一度読んでおくとよい。
メニュー画面の『コレクション』の中にある。
各『アシストフィギュア』や、ポケモンの知識についても、さらに詳しく書かれている。
これだけだと、さすがにあんまりなので、
知っておきたい知識を、いくつか抜粋しておこう。
『ワープスター』の落下速度は可変
『ワープスター』上昇中に、
Lスティック下方向や、攻撃ボタン(A)を押していれば早めに
Lスティック上方向や、シールドボタンを押していれば遅れて落下できる。
入力は、入れっぱなしにしておけばいい。
また、左右の調整も同時にできるが、
早く落ちてきた場合は、普通もしくは遅く落ちてきた場合より、横に移動できる範囲は狭い。
遅く落ちてきても、最大幅が増えるわけではない。
『回復フィールド』内では、シールドしていると効果減
使用者が最も回復が高く、2%ずつ。
他のファイターだと、1%ずつ。
そして、シールドしていると、回復量は半分になる。
『ボンバー』は中心から離れるほどダメージ減
かかげて周囲を爆破する『ボンバー』は、中心から離れるほど威力は減る。
掲げた人は動けないので、必死に逃げよう。
『ファイアバー』は根本のほうが威力が大きい
ダメージだと、根本と先端で、スマッシュでも4%程度しか変わらない。
どちらかと言うと、ふっとばしが強いようである。
しかし、リーチを失っていることを考えると、無理して使うほどでも無い気はする。
『ビートル』は攻撃を当てれば反転する
相手に当てれば、そのまま上空まで連れ去ってくれる『ビートル』だが、
実は、攻撃を当てると反転し、投げた本人に当てることもできる。
反転してきたのをさらに反転させることもできるし、そのさらに反転も…
…しまいには、壊れて墜落する。
意外と知らない、アイテムのテクニックや豆知識、小技集
ここからは、『スマちしき』などではなかなか知りえない、役立つテクニックや豆知識を紹介する。
アイテムは空中「つかみボタン」なら、ノーアクションでキャッチできる
目当てのアイテムを取ろうとすると、立ち止まったり、あるいはダッシュ攻撃が出てしまい、
スキが生まれてしまいがち。
アイテムは、空中でつかみボタン(L,R)を押すことで、一切アクションせず拾うことが可能。
拾った直後に攻撃ボタン(A)を押せば、すぐ投げつけることもできる。
床にあるアイテムでも、ジャンプ直後につかみボタンを押せば、動きながらスキ無く拾える。
タイミングがズレると、空中回避が出てしまうので注意。
じばく寸前のマルマインも、移動しながら拾える。
素早く相手の近くに持っていって、自分は回避!
マルマインのスタイリッシュな活用法。
相手が投げてきたアイテムでも同じこと。
投げられたモンスターボールをキャッチして、即投げ返したりすると、相手は動揺するだろう。
もちろん、出てきたポケモンは、投げ返した自分の味方だ。
ほとんどの投てきアイテムはキャッチが可能だが、
『ボム兵』だけはキャッチできないので、素直に避けよう。
ピーチ姫の下B(野菜)や、スネークのB(グレネード)も同様に拾えるので、
知っておけば実用的なテクニックだ。
『ハンマー』を空中でうまく手放すには…
『ハンマー』所持中に、場外にふっとばされても、
「ダメージやられ」状態解除の瞬間につかみボタンを押せば、捨てることができる。
実際のところ、連打してれば捨てれるわけだが、
捨てた後に「移動空中回避」などが発動して、結局落下してしまうことが多い。
シールドボタンを押しっぱなしにしながら、つかみボタンを連打していれば、
捨てた後に出るのが空中攻撃になるので、ファイターによってはそのほうが復帰しやすいだろう。
自分で投げた『ボム兵』の爆風は無害
『ボム兵』を足元に投げたとしても、自分はダメージを受けない。
近くにいる相手だけにダメージを与えられる。
これは、『スマートボム』や、『十文字爆弾』、『デクの実』でも同様。
『ウニラ』、『ハチの巣』、『コッコ』なども同じく、
自分が投げた場合はダメージを受けない。
ただし、『センサー爆弾』や『チューインボム』などは、自分が投げても爆風でダメージを受ける。
『ボムチュウ』は、自分に接触して爆発することはないが、
時間で爆発したときはダメージを受ける。
『ジェネシス』の動き方
3つのパーツを集めて完成する黄金の巨大な銃『ジェネシス』。
ジャンプや床すり抜けはできるし、空中ジャンプもできる。
向きを変えたいときだけ特殊で、向きたい方向にはじき入力する必要がある。
発射は、攻撃(A)やつかみ(L,R)ボタンでできる。必殺ワザ(B)ボタンでは、撃てない。
また、空中ジャンプしたあとに撃つと、その後着地するまでは空中ジャンプできないので、
そのまま落ちていかないように注意。
あと、無敵状態ではないので、攻撃を受けると落とす可能性もある。
『キャリアーつき箱』は、すり抜け床
『キャリアーつき箱』の上は、足場として載れるわけだが、すり抜け床と同様の扱いとなる。
Lスティック下はじきで、下に降りることができる。
箱を押し分けて、ファイターは真っ直ぐ降りれる。
『ゴールデンハンマー』はジャンプボタン連打で浮遊できる
『ゴールデンハンマー』使用時、空中でジャンプボタンを連打すれば、
浮遊して左右に平行移動できる。
ただし、連打が途切れると、着地するまで再度浮遊することはできず、
場外ならそのまま落ちていくので、注意してほしい。
ポケモン、あれこれ
ナッシーはカベ
ナッシー(アローラのすがた)は、
カベジャンプできるファイターなら、カベジャンプができる。
カベはりつきや、カベ受け身も同様。
キレイハナは跳びあがる瞬間に注意
キレイハナは、消える直前に少し跳びあがる。
このとき、上のすり抜け床などに立つファイターも眠らせられるので、要注意。
ちなみに、他のポケモンにも共通していることだが、自分の体で横に押すことができる。
軽いキャラほど押しやすいので、キレイハナは結構左右に動かせる。
眠り範囲が移動してくるのは驚異。
カイオーガの水流弾は跳ね返せる
狙われると、否が応でも場外に流される、カイオーガの水流弾だが、
実はリフレクターなどで反射できる。
跳ね返した水流弾は、カイオーガを出した本人にも当たる。
また、カイオーガ自身に当たり判定はあるものの、向こうから近寄ってくることはないので、
フォックスやウルフなら、下B出しっぱなしで、むしろ優位に立てる。
水流弾にダメージは無いので、リフレクターが割れることもない。
反射が効果的なアイテム あれこれ
さて、意外と反射できる、というアイテムや攻撃は、まだある。
アシストフィギュアの攻撃については、反射・吸収に関して、『スマちしき』に記述があるので、
読んでおこう。
ここでは、『スマちしき』にも載っていない小技を紹介する。
放置して自動で動き出した『ボム兵』
出現した『ボム兵』を放置しておくと、ひとりでにあるき始めるが、
これを反射すると、爆発せず、向きを変えて歩き続ける。
むしろ、フォックスの下B(リフレクター)などは、爆風でも無傷。
爆風は、「反射」で「無効化」できると言ったほうが正しい。
(相手が地面に投げたボム兵の爆風を反射しても、相手はダメージを受けない。)
同じく、『センサー爆弾』や『チューインボム』の爆破も、無効化できる。
ただし、『スマートボム』や『十文字爆弾』、『ボンバー』などは、無効化できない。
マリオの横B(マント)でも、意外にも無傷。
覚えておくと、相手を驚かすことができるかもしれない。
自分以外が設置した『パサラン』
着地したステージ上をぐるぐる回り続ける『パサラン』だが、
これも跳ね返せば、以後自分のものにできる。
長い時間、場を支配できるアイテムなので、反射技持ちは、すかさず自分のものにしてしまおう。
突進してくる『キラー』
突進してくる『キラー』も、反射できる上に、突進分のダメージも相手に跳ね返せる。
相手は何が起きたかわからず、そのまま場外に落ちていってくれる可能性もある。
『デクの実』の閃光
『デクの実』そのものを跳ね返せるのは当然だが、閃光は無効化できる。
反射した閃光で、投げた本人がひるむわけではない。
マリオのマントでも無効化可能。
一発逆転のチャンスを 自分のものにせよ
アイテムは、一発逆転も狙える強力なものも多い。
その一発逆転を真っ先に自分が手にするのか!?
それとも相手が手にしたチャンスを、思わぬどんでん返しで覆すのか!?
ここで得た知識を活用して、大乱闘を勝ち抜いていってもらいたい。
特に、空中つかみボタンでのアイテムキャッチは、汎用性も高いので、
練習しておくと、必ず役立つだろう。
初心者のためのテクニック集は、今回で一旦最後となる。
これまでのテクニックはまとめておいたので、振り返りたい人は、下記を参考にしてほしい。
基礎を積み重ねてこそ、強さは身についていく。
次回から、中級者を目指す人のためのテクニックや知識を、紹介していく。
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